「どのくらい習えば、しゃべれるようになりますか?」
よくされる質問です。
答えは
「今日習った分をしゃべれる感覚がでないなら、永久にしゃべれません。」
どういうことかと言うと、上記の質問をされる方は、今の自分の方向性などはすべて正しくて、あとは知識を累積さえすればある時しゃべれるようになる。
そう思っているわけです。
そうではなくて、最初に「外語脳ってこう言う感覚」と言うのを作れば、すぐにしゃべれるようにはなるんです。
幼児はしゃべれるようになってからも、自分の名前や住所も知らなかったりします。
でもだからといって「この子はしゃべれない」とは誰も言いません。
しゃべれるのだけど、知識が欠乏してるだけです。
反対にしゃべる感覚をつかんでいなければ、知識をどんなに累積してもしゃべれるようにはなりません。
「しゃべる感覚」とは「知ってる言葉を並べて自分の言いたいことを表す感覚」です。「翻訳して暗記した文を思い出す」というようなものではありません。
日本語で考えず、直接中国語で自在に文を作る能力です。
例を挙げます。
私が最初に教えるのは
「你好」「謝謝」「再見」「我愛你」
の四つだけ。
それに
疑問「嗎?」否定「不」過去「了」
などを加えるだけ。
これだけでも、使いこなせればこんな状況も言えます。
疑問の
①「你愛我嗎?」だけでなく、
②「你不愛我嗎?」とか(「愛してくれないの?」な感じ。)
③「你不愛我了嗎?」など。
(過去形になったということは、かつては愛してくれていたということ)
これらは、さっきのわずか四つの応用です。
そしてこれらは、例えば
③~
・新しく妹ができた姉が母親に
・浮気された人が恋人に
など、使う状況を考えたら無限にも思えるほどの応用が出てきます。が!
フレーズや翻訳を覚えるのに時間やエネルギーを使っていたら、この能力は身に付きません。
これらの感覚を先に得る方が先決で、知識を増やすのはその後。
「しゃべる感覚」を作っていないうちから、単語や文法で知識を増やしても何にもなりません。
*不再~は「No more」な感じ。これも「再見」から取り出せます。
感覚があれば、最初からこのくらいは言えるんです。
実体験がなければ、最近別れた有名人カップルとかを想定して(OO愛ちゃん?)このセリフをかぶせれば、より深く覚えられます。
旬のネタ(?)を利用するのは、とても有効。
まとめ。
「感覚を作る前に知識を増やしても、無駄。」
まずは、自在に組み合わせてしゃべれる感覚をつかもう。
知識はネットに無料で転がっているけど、感覚を訓練することが肝要。
「しゃべれるようになりたいあなた」の来訪を、心からお待ちしてます!
お問い合わせや無料相談などのお申込みは、こちらのボタンから。
公式ライン:
メール:etootode@gmail.com