前回は、雪の話題でした。降りそうだったので、仮定の「如果~」をやりました。
「明天、會下雪。如果下了雪、我想做雪人。」
昨日、本当に雪が降りました。
なので「真的」を使った文を授業でやりました。
「今天、真的下了雪!所以、我明天想做雪人。」です。
*これは、2/5の授業でした。
さらに余力があれば
「我想、做一個可愛的小雪人。」
みたいに、どんな雪だるまなのか想像した文を加えても、さらにいい練習ができます。
こうした練習をするのに、たいして難しい単語は要りません。
でも、心に思ったことはかなり言えています。
大事なのは、
「言葉が想像に追い付いて、口から音が出てくる」こと。
「その時私は、ちっちゃな可愛い雪だるま作りたいなあ。」
そんな感じが、日本語ではなくイメージとして頭に浮かんだ時、直接中国の音が出て来るように練習するのです。
それさえできれば、大抵の内容は容易に相手に伝わるようになります。
覚えた単語や文法の数はさほど重要ではありません。
それらは成長の時期が来れば、たいして教えなくても自動吸収されるからです。
その時期に来ていなければ、無理して覚えても意味ないです。
それよりも、イメージに音が追いつく感覚が先です。
そうした「反射」感覚の養成は、単語や文法を覚える「理解」よりもはるかに重視されるべき内容です。
それが、本物のバイリンガルのしゃべり方だからです。
どんなに頭が即興でものを考えても、言葉がちゃんとついてくる感覚。それが本物。
「あらかじめ暗記していた内容を思い出して話す」のは、偽物。
それは「台本を思い出してしゃべっている」だけで即興能力がないので、本物のバイリンガルにはなれないルートを歩いているのです。
日本語とセットにして覚えてるから、独立思考できないのがその原因です。
ゆえに教科書一冊を丸々暗記しても、バイリンガル脳なんてできないのです。
状況がちょっと変わるだけですぐに対応不能に陥るから、対策として死ぬほどたくさん暗記しないといけません(それをしてもダメですが)。
その負のスパイラルを、理不尽なほどの努力で埋めようとしても無理が出るだけ。
大抵の人は、出口がどこにあるかも、そこから抜け出す方法もわからず「難民」となります。
でも、出口は多くの人が見逃しているところにあります。
しかし多くの人は、まず気づきません。
バイリンガル脳の育成には、それ用の専用訓練が必要です。
スポーツ選手は外語習得が得意なのは、即興能力を神経で覚えていて、言語もその感覚で練習するからです。
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