元々私には、独立の野望もブランド化の理想も、何もありませんでした。

 

私が当スクール「絵と音で、遊ぶ中国語。」を起ち上げたのは「常識の教え方と大きく乖離してしまったから」です。

 

進化の結果足をなくし、海蛇になったトカゲは再び陸に戻ろうとした時には失った足が生えてきませんでした。そして皮の伸縮という新しい方法を生み出したように、私もまた後戻りができなくなったのです(このストーリー知りたければ、過去blog読んで)。

 

今回は当スクールの経歴について、どうして私が独立しブランド化を目指しているのかをお伝えします。

 

本来私も、文字から教えて教科書通りに進めるごく一般的な教え方でした。

しかし毎回同じでは進歩がないため、少しづつ教え方を変える小さな実験を繰り返しました。

 

ある時私は「簡単な中国語を教えて」と言った友人に教えたことがありました。

その時の友人にはもちろん発音記号だの四声記号だのから教える暇がなかったので、直接口頭で教えたのです。

その結果、なんとも簡単に発音も声調もコピーすることができました。

その時私は「彼女が特別なのかな」と思ったのですが、授業でも試してみることにしました。

結果は同じでした。

 

「発音記号や四声記号から教えたほうがよく習得できる」というのは私の思い込みだったと気づいたのです。

そして私は、文字は重視せずに教えた生徒のほうが、発音がいいだけでなく反応も良いことに気づいたのです。

そしてそれは、文字を知らず頭の中で画面に転換するからだとわかりました。

文字をなくせば発音も反応も良くなり「画面思考」で機能が向上することを発見したのです。

 

私にとっては、革新的な発見でした。

しかし、考えてみればネイティブにとってはこちらが自然な方法だったと気づいたのです。赤ちゃんは普通に、これで母語を習得しています。

確信を得た私は、それを意識的に受講者の方たちに投影してみると結果は良好でした。

 

それと同時に、世間一般に使われている方法がほとんど「外語脳」の発育に意味をなさないこともわかったのです。

 

普通の方法で習っても、できる人とできない人ではファイルの種類そのものに違いがあることにも気づきました。

 

しかし脳の中は目に見えないので、できない人はできる人とどこが違うかわかりません。そして「努力が足りない」とカン違いし、できない方法での無駄な努力を続けてしまうのです。

 

私はそれらの違いもつぶさに観察・研究し、理論化もかなり進み、このブログに書いているような新事実を次々に発見しました。

 

しかし一般のスクールでは、こうしたやり方は歓迎されません。

足をなくした私は、もう以前のトカゲには戻れない。

新たな進化の方向性を、模索するしか道がなくなったのです。

 

こうして、独立そしてブランド化を決意したのです。

「絵と音で、遊ぶ中国語。」はこうしてできました。

このブランド名は、とても気に入っています。

 

由来については、過去blogに書きました。決して幼児向けという意味ではなく「音声」と「画像」と「遊び心(想像力)」を使って「外語脳」を作るという語学の極意・当スクールのやり方を濃縮したものです。

 

一般には、独立後に「差別化」に苦労します。

そこで「会話が中心」「中国語しかしゃべらない」など、それぞれの特徴を出して「売り」にしようとします。

 

私は反対に、最初から「差別化」には苦労しない代わりに「一般の人に理解されて受け入れられる」ことに苦労するという、他とは真逆の課題が大きく立ちはだかることになったのです。

 

そして私はある時、私のやり方に賛同してくれる講師の方を募集することを思いつきました。

それまで「講師の採用はスクールが発展してから」との考えは、私の思い込みだったと気づきました。

そして、私のやり方を受講者だけでなく講師の方々にも広めようと思ったのでした。

こうして、とても素晴らしい講師の方々が集まってきてくれました。

 

これからの私は、当スクールをブランドとして発展させ、講師の方々にも充分なお返しをしたいと思っています。

 

(語学と並行して、カンフーのほうにもこんな複雑なサイドストーリーがあるのだけど、こちらは結構マニアックなのでいずれ。)

 

お読みいただきありがとうございました。

 

*図はイメージです。スクールとは無関係(笑)。

 

 

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