訓練時の脳の使い方は、主にこの三つだけでいいです。
①状況を想像するために使う。
②音を正確に聞くために使う。
③情感を感じ取るために使う。
これ以外の要素は要らないし、却って上達を阻害します。
例：
「それってどういう意味？」
→翻訳や文法を暗記しても習得できません。
そうではなく
「それって、どんな状況で使うの？」
です。
「謝謝」を「ありがとう」と翻訳して暗記しても無駄です。
あなたはそれを「どこで誰に対して、どんな状況で使うのか？」を想像し（①）、その音を正確に真似して（②）、それに対して気持ちを込めて話す練習をする（③）のです。
すると「上手な発音に気持ちを込めて読め」、細かい想像は疑似体験となってあなたの意識に深く刻まれるのです。
翻訳だの文法は、疑似体験にならないから深くまで入らないのです。
そんな理屈を考える脳は使わず、疑似体験のための想像力に使うのが有効です。
上達のためだけの要素に意識を集中させれば、密度の濃い練習になります。
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