前回私は、ある感覚が目覚める前には何をやっても無駄だと言いました。
もちろん実際には、言い方などの教材を使ってその感覚を養成するわけですが、それは目的ではなく「その感覚」を目覚めさせるための手段でしかないというわけです。
もしも「覚えるのが目的」になってしまったら、覚えても使えなかったら、どうするのですか?
外語学習者の99.99%の人が(学校英語はもっと)覚えても使えないはずです。
そこには、一番大事なものが欠けているからです。
幼少時には誰もが持ったいたその感覚、それが目覚めれば「覚える」ことはもはや問題ではなくなり、あなたがそれをして母語を覚えたように「気づいたらしゃべれるように」なっています。
「その感覚」はどうやったら目覚めるのでしょう?
上達には、反復が欠かせないと言いました。
例えば、ある文を反復練習するとします。
そして、その中に「とっても素晴らしい1回」があるのです。
自己ベストと言ってもよいでしょう。
野球のバットスイングも、楽器演奏も、反復の水準はみな一定ではなくまちまちなんです。
反復の中には、ドラマで言う「神回」がかならずあるのです。
まるでネイティブが喋っているかのようにとても自然な言い方、言霊が籠っていて「これだ!」と感じる一回。
私たち講師は、その一回を捉えるのです。
もし「同じ意味の言葉を発しているから同じ」などと思って見逃してしまったら、講師として失格です。
そして「今の、すっごく良かった~!もう一度!」と何度も「その感覚」を定着させるのです。
これは中国語だけでなく、私が太極拳などの運動を指導している時も同じです。
でも大抵の人は「今、何考えていたか覚えていない」と言います。
「無意識」だからです。
故意にうまくやろうとせず無意識になんとなく真似した時にこそ、潜在意識が目覚めて特別にうまくできるのです。
赤ちゃんは、いつもその状態にいます。
緊張もしなければ、特別にうまくやろうとかの打算もありません。
だから本人は無自覚なのですが、そこを捉えて増幅させてやると「その感覚」が確かになってきます。
それを目的に何度も反復練習すれば、単語だの文だのはとっくに覚えてしまいます。
私たち指導者が重要と思うことと、本人が自己流で上達すると思っていることには、大きな差があります。
「自己流は伸びない」と言われるのは、そこがわからないからです。
*今は大人でも、誰もがかつては赤ちゃん。同じ自分なので、そこに戻れるかどうかは意識次第。
お知らせ:
即日より、期間限定の特典キャンペーンを実施します。
期間は、11/30まで。
特典①「無料体験コース」を15分から30分に延長。
特典②その後の入会で、入会金50%オフ。
お試しコースなので、完全無料です。
お問い合わせやお申込みは、こちらのボタンから。
1.お名前
2.学習歴
3ご希望の講師
4.ご希望の日時
5.ご要望など
定員は、先着10名様です。
これを機にこの機会に「外語脳」を体験してみませんか!
友達追加で、別の特典もあります。
・ナンバーシステム・カンフーオンラインレッスン30分