外語と言うのは「外語の単語を外語のリズムで外語の順番に並べたもの」と言いました。

 

そうなるように練習していると、

慣れてきて次第に脳内にネットワークができてきます

 

ある情景を見ると外語回路が自動的に起動して、慣れにより自動的につなげてくれて口から出てきます

当然その時には、系統の違う日本語は出てきません。というか、出てこれないのです。

 

「先に日本語を考える」と言うのはまったくこれとはちがう習得法なので、脳内では別ルートを通ります。外語回路を持たないので、すべて日本語が出てから転換されるルートです。そしてこのルートで生産されたものは、不純物が多く反応も鈍い粗悪品。

 

しかし、この方法を離れられない人は「不安でストレスを感じる」と言います。

それで、どうしても最初に日本語で反応してそれを転換しようとしてしまうのです。

不安だから、新しいものを受け付けないのです。

 

では、発想を変えましょう。

「外語とは、日本語とは違うトランプゲーム」だと思いましょう。

 

トランプには様々な遊び方があり、数字それぞれの役割もカードの出し方も違います。

大富豪で一番強い2のカードも7並べではポジションが変わり、その出し方も変わります。

 

同じように、言語が違えば単語のポジションもその出し方も変わるのです。

新しいカードゲームを覚える時に「でもポーカーでは...」などと言わないように、新しい言語ではその概念を捨ててゼロからです。

 

カードゲームでできるのだから、言語でもできるはずです。

直接、日本語とは違う単語を・違う順番で・違うリズムでつなげて・

読んでみましょう。

それが、このゲームのルールだから。やってみれば、これが結構楽しいのです。

 

ピンとこない人は、冒頭の文章の「外語」を「トランプ」に置き換えてもう一度読んでみてください。腑に落ちるはず。

 

発想ひとつで、あなたは別の人。別の言語を操れるのです。

 

*ただ、「新しい遊び方」を覚えるだけ。楽しみましょう。