全3回のシリーズで言ったように音の模倣の末に「共鳴」能力を手に入れたなら、あとはやりたい放題です。

 

周りから見たら「習ってないのになんで?」と思われるほど、長い文も、初めて聞く言葉も、急速に吸収し成長できます。

吸収力も応用力も、すべてそれらに含まれているからです。

(知らない言葉を吸収する具体的なテクニックは、聴解力発達の過程を詳説する時に。)

 

そして、その共鳴を作る最良の方法は「同じ音を出す」ことだと言いました。

 

つまり、音やアクセントが違えば同じ言語同士でも共鳴の精度は下がるということです。これが方言です。だから、方言も身に付けたいなら、同じ音を出してみることです。すると言霊がこちらに流れてくるので、標準語に翻訳しなくてもニュアンスが共有されます。

 

今日は、この「共鳴」を作るのに絶対やってはいけない方法をひとつお伝えします。

 

それは、教材やCDなどで「外語の文を言った後に、日本語の翻訳文が流れる」というものです。

 

これは、絶対にやってはいけません。

 

なぜか?

構築していた外語の世界観がぶち壊しになるからです。

 

外語とは、外語の発音を外語の順番に並べて外語のリズムでつなげたもの

状況は同じでも、日本語とは違う発音・語順・リズムで、ニュアンスの違う世界観が表現されるわけです。

あなたは、目の前の世界を、外語のニュアンスで感じ取れなければいけない

そのために、外語のシャワーを浴びてその世界を感じるのです。

その世界を感じ取ろうとしているのに、日本語を持ち出してどうするのでしょう?

 

それをすると、作りかけていた異世界はバラバラに壊され、あなたはまた唯一知ってる日本語の世界に逆戻りです。これでは何年やっても、世界は変わらない。

 

同じ富士山を描いたとしても、日本画と西洋画ではまったく違いますよね?

そのくらい、目で見えているものは同じでも捉え方が全く違うんです。

あなたは、外語の捉え方を感じていかなくてはならない。

それなのに、翻訳文が出てくるということは日本画で書かれた富士山を西洋画で描き直すのと同じくらいに、あなたは日本の世界でしか見てないということなのです。

 

CDの話に戻しましょう。

CDは「自分が同じ音を出し、共鳴の精度を上げるために」聞くのです。

知ってる文を繰り返し聞いたって、聴解力なんて上がりません。

(聴解力を上げる有効な方法は、まったく別。)

 

「共鳴」制作に必要となるのは中国語の音だけです。

なので、中国語なら全部中国語のCDに編集しなおしましょう。

強化したい、音・リズムをぶち壊し、異世界感がぶち壊しになるから、日本語など混ぜてはいけません。

 

絵画以外に、世界観の例を挙げましょう。

「ジャズの名曲を一曲聞いた後に、演歌の名曲が一曲流れる...」

もしそんなCDがあったら、買いたいですか?

ラーメンにお寿司がついてきたら、食べたいですか?

 

 

演歌やお寿司が悪いのではありません。

世界観をごったまぜにするのが悪いのです。

意味で考えるから、そこに気づかないのです。

「同じ音楽だから一緒」「同じ食事だから一緒」って、思えますか?

絵画や音楽や食事ではちゃんと世界の棲み分けをしているのに、その文化の基盤である「言語」を棲み分けないのは、どうしてですか?

 

「音声を媒介して、異世界感をあなたの頭の中に作ること」それが外語学習です。

 

英語や中国語は、口を大きく開けて息を強く吐き、高低差をつけてしゃべります。

日本語は、口をあまり開かず息も穏やかに吐き、平淡にしゃべります。

しゃべり方が変わるだけで、人も世界も変わるのです。

 

あなたが英語とか中国語の音を真似するということは、その世界に入るということなのです。

「共鳴」にはそんな、あなたが意識しないことも全部包括されているのです。

 

 

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参加した方からは、こんな感想をいただいています。

 

・授業がとても楽しい

・遊んでるみたいだ

・演技の練習が面白い

・印象深くてすぐ覚えられる

・発音がいいと褒められる

・翻訳しないで0秒でわかってビックリ

・外語で直接考える感覚がわかった

・10年ダメだったのに、急に覚醒した

・中国語だけでなく他の言語にも応用できる

・迷いが一切ない

・今までのはなんだったんだ

・目から鱗!

 

参考:

 

「絵と音で、遊ぶ中国語。」ホームページ

 

"「想像力」で、楽しく作れるバイリンガル脳!「絵と音で、遊ぶ中国語。」 出張対応も可能です!口コミで人気の中国語教室で、新たな習い事を始めませんか?" (asobu-tyugokugo.com)

 

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