前回の話から、おさらいします。

 

大人が 

①先に理解し②それを暗記して覚える のに対し、

乳幼児は 

①先に音だけ覚え ②用例を収集して覚える 

という、真逆のやり方をします。

 

当然、誤解や不明な点もあるので完全にこなすまでは何度も失敗と修正を繰り返します。

私が公園で歩いていると、ある幼児が「ブタ」と私を指して言いました。

「ゲ!」と思ったら、

母親が「この子昨日、黒い豚を見たんですよ~。」と笑って言いました。

その日私は、黒い服を着ていたので、彼は「ブタ」=「黒いもの」だと思ったわけです。

他にも、プールで泳いでいる人を見て「さかな」と言ったりします。

「さかな」=「泳いでいるもの」と思うわけです。

こうしたまちがいは自然な言語習得の段階で普通にあるものなので、恐れてはいけません。

 

 

...さて今日は、前回とは違った原理で乳幼児が言葉を覚える理由について語ります。

こんな状況があったとします。

親子が道を歩いていたら、うさぎが草むらで草を食べていました。

すると、

 

*子供には「意味」ではなく「気持ち」が伝わる。

 

お母さん(若すぎる?)は子供に

「ほら、あそこにうさぎさんいるよ」

「可愛いね~!」

とか言ったとします。

 

この時、子供に伝わるのは意味ではなく

「感情」です。

赤ちゃんは理解力はないけど「感情」があります。それで伝わるのです。

そして、感情が伝わるのは「母親が『可愛い』という気持ち=言霊を込めて読むから」です。

もし母親がロボットのように無感情な棒セリフで「ホラアソコニ、ウサギサンガイルヨ、カワイイネ...」などと読んだら、まったく伝わりません。

 

なので、伝えるためには意味よりも気持ちを込めることのほうが大切なのです。

母親は資格などなくても、自然にそれをします。

当スクールでも、講師が気持ち(言霊)を込めて読み、生徒はそれを感じ取って真似するやり方です。

意味を説明して、それを暗記するなどと言う方法ではありません。

どちらかというと演劇練習に近い感じですが、そちらのほうがず~っと実践的なのです。

気持ちを込めて言えない言語に、命はありません。

 

今日のまとめ。

 

①幼児は理解力はないが感情がある。

②親や講師が感情を込めて読むことでそれが伝わる。

③伝わった感情を吹き込んで音を再生することで、言葉に魂が宿る。

 

と言うことで、前回は用例の収集と言う統計的な原理であったのに対し、今日の例は「感情が伝わる」と言う情動的な原理でした。

 

幼児や児童が、理解力や分析力や知識力で優れているはずの大人よりも言語習得に関して優勢なのは、いろいろな理由があります。

 

本編はパート3まであります。お楽しみに。

 

 

 

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参考:

 

「絵と音で、遊ぶ中国語。」ホームページ

 

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ナンバーシステムカンフー | 遊ぶように学ぶ新しいカンフー教室 (kungfu-ex.com)

 

 

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