今日は、単語をバイリンガルファイルにして覚える具体的な方法です。
「赤」の中国語、「紅色」を覚える場合を例とします。
まず、前回の講義の復習です。
赤信号を見た時、誰も言語では考えません。
でも無思考で止まるわけでもなく、思考は働いています。
ただ、それを「日本語に翻訳」してないだけです。
この「無言語思考」の状態を自覚できれば、日本語には翻訳しないで外語を覚えることが可能なわけです。しかし、多くの人はうまくいきません。
なぜでしょう?
前回の図に、代入してみましょう。
*図はクリックで拡大します
さて、封鎖するべきはどのルートでしょう?
一般の人が失敗するのは「ルートC」を封鎖しようとすることです。
多くのスクールが「翻訳はいけない」と言います。
しかしそれを鵜呑みにすると、ルートAが解禁されたままになります。
一つの画面に、ルートが二つ。太く短い道と、細く長い道。
通りやすいルートは、どっち?
このルートを通って、ひとつの画面に到着する発音を日本語と中国語で奪い合う。
例えれば、一つのボールをNBAチームと小学生チームが奪い合うのと同じ。
どっちが、勝ちますか?
NBAチームが出場する限り、小学生チームにボールが渡ることはありません。
小学生チームを育てたいなら、まずNBAチームを出場禁止にすることです。
つまり、日本語は出場禁止。すでにNBAレベルに育っている母語へつながるルートAを、通行止めにする必要があるのです。
ここを解禁すると、どんどん日本語チームが入ってきてしまいます。
「無言語思考」に戻す感覚を何度も練習して、ルートAは遮断します。
バイリンガルファイルの失敗例と原因は、次の二つです。
・「あか⇔紅色」と単語帳で覚える~ルートCの建設作業(ジャンクファイル)
・図を見た時に「あか」とまず日本語で反応する~ルートAの解禁(外語回路制作に有害無益)
いくら講師が図を見せて中国語の音を聞かせても、受講者が頭の中で「あ、赤か。」と日本語に返してしまったら意味がないのです。
このようにルートAが解禁されると、もうルートCを通らざるを得ません。
例え正解でも、ルートAからCを通ってできるのは転換時間のかかるエラーファイル。
このジャンクファイルを作ってしまったら、どんなに試験で満点を取ってもそれは無時間で動くバイリンガルファイルにはなりません。
このようなジャンクファイルはあなたの脳内のCPUをどんどん占拠し、動きが鈍くなります。ジャンクファイルは作るべきではなく、削除するべきです。
もしあなたが過去においてジャンクファイルを蓄積していたなら、全部削除して一から作り直しましょう。
ちなみに、幼児教育でやる「フラッシュカード」は、強制的にルートBを建設する方法です。なので、ゆっくりやったらルートAからルートCを通ってしまうので、意味がなくなります。
赤ちゃんがする ①音を真似する は、まさにルートB建設の最強手段なのです。
今日の話は、これまで。
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