高嶋ちさ子さんの番組を観た母。
ある日の私と母の会話。
『ねぇ、昨日高嶋ちさ子が出てる番組観た?』
『観てない』
『あの人はさ、お母さんから【お姉さんを面倒見させる為にお兄さんとちさこさんを生んだと言われたんだって】すごいわよねー。あんだけ立派なんだからお姉さんも安心だね。』
『へえー。』
『ほら、あそこの家の子達も上の子が難しい子だから弟さんはお兄さんの面倒を見るんでしょうね。』と知り合いのお宅の話をする。
『ほら、斜向かいのお宅も弟さんが働けないからお兄さんが一生面倒みるんでしょうね、お母さん亡くなったら。』
『へえー。(知らんけど。
)』
『うちはさ、あんたはお婆ちゃんの面倒見るために生まれてきたんだろうねぇ
』
はぁーーーー?
呆れて返答しなかったわー
私、実は子供の頃の嫌な思い出でハッキリ覚えていることが。
両親が離婚するかしないか、それくらい家の中が荒れてた時期。母は毎日アザを作り泣き暮らし、子供達は部屋で怯え、父の怒号が飛び交う毎日。私は受験真っ盛りの中学3年。
母が出ていった。
雰囲気で察したけどなす統べなく、とにかくちゃんと学校へ行き、勉強だけして家の事は考えないようにしていた。妹は夜遊びしてたし、弟は年が離れてるから確か母が連れていったかな。
ある夜。
部屋で勉強してると父が来て、ポツポツと母のことを話した。どうしてこうなったのか(愚痴だらけだったけど。)、母は実家に居ること、自分は家族のことを大切に思っていること。
私は何があっても暴力を振るう父に非があると思っていたから、聞くふりだけしていたのだけど、父が言った最後の言葉は多分一生忘れないだろうなと思った。
『お前はな、生まれてすぐに占い師に見てもらって名前を付けたんだ。【この子は夫婦の仲、家族の仲を取り持つ子だから大切に育てなさい。名前もこれにしなさい。この子はそういう星のもとに生まれたんだから。】って言われたんだ。だから、分かるね。』と。
母の言葉で思い出した
私はお婆ちゃんの面倒見るために居る訳じゃないし、家族の仲を取り持つ為に近くに住んでる訳じゃない
改めて自分を守れるのは自分だけだと納得
ちさ子さんの実際は分からないけど、○○の為に生まれた子って言っていいのは本人だけじゃない⁉️
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