こんにちは、
絵本専門士のふじむらゆきこです
さて・・・ 私事ですが、
ご縁がめぐり巡って、
この春から「児童指導員」として
発達支援に関わる仕事に就きました
1~3歳児の療育が主で、
運動遊び、感覚遊び、歌遊び
さまざまな遊びと共に
絵本の時間もあります。
絵本は1日1冊。
帰りの会の前に読みます。
動き回りたくなるお子さんも多いので
まずは
集中・注視してもらうことが
選書のポイントになります。
先週は水曜クラスで
こちらを読みました。
『でんしゃ くるかな』
きくちちき 作
福音館書店/2021年
きくちさんの絵本が前から好きで
「もみじのてがみ」は
紹介しています。
こちらは
福音館書店の0.1.2.絵本。
★厚紙なので子どもが扱いやすい!
★ページ数は少なめで
小さいお子さんにちょうどよい!
何よりも
ページからあふれる感情が
この絵本の魅力です。
素朴な絵に見えますが、
身体の向きや足のあげ方など
細部までこだわりをもって
描かれているんです。
子どもたち、いえお母さんも
1ページ目でひきつけられ👀
2ページ目で喜び
3ページ目では
リアクションが出ました👋
3場面でひとまとまりが続き
クライマックスでは
こらえきれなくなった男の子が
思わず立ち上がり絵本の前へ。
この
「こらえきれず」
「思わず」という様子を見ると、
あぁ~ 絵本の中に入ってるなぁ
と、心が震えてしまいます。
お母さんたちのノリもよくて
「静かに聞きなさい」じゃなく
一緒にセリフを繰り返したり、
手を振って楽しんでくれてるのが
印象的でした。
こうやって、
親子で笑って楽しんだ
という記憶が
子どもの心を包んで守って、
新しい挑戦への
後押しをするのかなと思います。
来週は何読もうかな~~