こんにちは、
絵本専門士のふじむらゆきこです
12月に開催したチャリティお話会
「大人が愉しむ絵本時間」の
その後のご報告です。
(やっとここまでこぎつけました💦)
🌸集まった募金では
絵本を購入して
盛岡市内の児童養護施設に
寄贈させていただきました。
盛岡市のさわや書店さんに
ご協力をいただき、
募金に少しプラスして
幼児~高校生に選んだ
全10冊をご紹介しますね
幼児向けには「遊べる絵本」
『くるっとだーれ』』
かしわらあきお作・絵
主婦の友社/2022年
*ページをめくると〇〇の絵
本の上下を逆さにすると・・?
〇○が△△に変身!!
🔍物事をいろんな角度からみる
よりよく生きるために
とっても必要なこの考え方を、
自然にできるようになれば、、
との思いから選びました。
『しろいかみのサーカス』
たにうちつねお作
いちかわかつひろ写真
福音館書店/2009年
*一枚の紙を折ったり丸めたり、、
何ができるかな?
本を読んで終わりではなく、
読んだあとに自分で試すことで
知識が経験に変わります。
そんな絵本がいいな、と
選びました。
小学生には「おはなし絵本」
『しんせつなともだち』
方軼羣 作 君島久子 訳
村山知義 絵
福音館書店/1987年
*友だちを思いやる気持ちが
雪の中で見つけた「かぶ」に込められ
友だちから友だちへと
ぐるぐるとめぐります。
「やさしさのカブ」が
最後にたどりついたのは?
*たらい回しではなく
優しさがめぐる大好きなお話。
これを読んで
お友達に
優しさをおすそわけする光景が
みられたら嬉しいなと思います。
『イワシ大王のゆめ』
チョン・ミジン再話
イ・ジョンギュン絵
おおたけきよみ訳
光村教育図書/2019年
*海の生き物が
なぜその形になったのか?
由来を面白く語る韓国の昔話。
韓国では小4国語の教科書に掲載
という情報もポップに描いたので
お話を楽しみながら、
海の向こうで国語を勉強する
同年代の子どもがいることを想像して
世界を広げてほしいです。
『それしかないわけないでしょう』
ヨシタケシンスケ作
白泉社/2018年
*座右の銘にしたいくらい
タイトルがまず素敵。
常識や第一印象など
人間ってどうしても
思い込みにとらわれがちです。
でも、
答えは一つじゃないのが世の中。
自分にとっての
最適解を探せるように、
複数の選択肢を
考えられるといいなと思います。
プラス
写真には載っていませんが
高学年には次の2冊も。
『ガリレオの事件簿 1』
東野圭吾 作
文藝春秋/2022年
*大人気のガリレオシリーズから
ジュニア向けに編み直した
科学トリックミステリー。
理系男女が増えますように!
『十年屋 1』
廣島玲子作
ほるぷ出版/2019年
*時の魔法を使って
大切なものを10年預かる10年屋
いったいどんな人がどんなものを
預けるのでしょうか。
ほっこりできるファンタジー
中高生には「青春小説」
『エレジーは流れない』
三浦しをん 作
双葉社/2021年
『夜のピクニック』
恩田陸 作
新潮社/2004年
『か「」く「」し「」ご「」と「』
住野よる 作
新潮社/2017年
3作とも
人気実力ある作家さんが描いた
さわやかな物語!
コロナで制限の多い生活を
送っている生徒さんが、
ひと時でも心を解放できる
読書体験を重ねてくれれば。
と願っています
次回は
同じくチャリティでいただいた
「古本の行方」について
ご報告しますね!
まだまだ寒い日が続きますが
身体も心もあたためて
過ごしましょうね