下の小説に加筆です。ギリギリに挑戦。するな?
「…赤い月だな」
仰向けで腰だけを高く上げさせられ、エトは徐々に和らいできた苦痛と、絶え間なく与えられる僅かな快感に、掠れた声と吐息をあげていた。そのエトの鎖骨から胸板に、カシューの骨太い指が這わされる。
「…え…?」
自分でも消え入りそうな声だと思った。まるで熱に浮かされたようだ。
「ここだ」
煙管を咥えたカシューは、嬉しそうに指を滑らせる。
「俺がロードスに降り立ち、風と炎の砂漠に初めて足を踏み入れたときだ。俺は生まれて初めての光景を見た」
唇を舌で開けられる。んく…という、何とも情けない声が漏れてしまった。
開いた唇に、煙管を差し入れられた。「吸ってみろ」と言われ、一息吸い、思わず噎せてしまった。とんでもなく煙たかった。
司祭殿には煙管は合わないかな、と一人ごちてから、カシューが会話を再開する。
「赤い月だ。飛砂と気象条件で、月が真っ赤に染まるのだ。俺が見たのは、満月だった。それはとても恐ろしく、そして美しかった。眠気も寒気も忘れて、見惚れたものだ」
煙管をもう一度咥え、深く息を吸い込んでから、小机の上の灰皿に置いた。
もう一度、深く差し込まれる。
「ん…っ!」
「だが、また赤い月を見られるとは思わなかった。ほら、より赤くなった」
カシューの視線がエトの胸に吸い寄せられている。まさか、と思うと、カシューが低く笑った。
「ここが、赤い三日月になっているぞ、司祭殿」
「…っ…」
何となく気恥ずかしくなり、思わず両手で隠してしまった。
「そんな意地悪をしないでくれ。この三日月も、戦までの贈り物なのだから」
両手を押さえ込まれ、また腰を突き上げられた。強靭な腰と、太く熱い衝動に、エトは小魚のように跳ねるばかりだ。
「あ…やーっ…!」
こんなものだとは、思わなかった。
こんなに、熱く。
こんなに、頭まで揺らされるようで。
こんなに、一人の王を一匹の獣にさせてしまうものだなんて。
そして、
こんなに、一人の司祭を他愛なく、男に引き戻してしまうなんて。
これなら、まぁいいかな。もしかしたら私の価値観がずれてるのかもしれません。え、もうずれてる?
さ、次は衝撃の!エト×ファーンにレディゴー!レンさんから素敵に官能的なシチュ頂いちゃったー★
こんなのでこのブログがずっと続いてくのかと思うと、くらくらします。自分のバカさに。
カシューはドメスティックにアラビアンじゃないと!セットはもちろん絶倫で!…全く何て奴でしょう。