写真は撮っても、きちんと撮られることはほとんどない。

ある日の午前中、大学院で写真の勉強をしているという女性がカフェに来た。
フィルムの大きなカメラと気になるレンズが装着されていた。

「カメラ、すごいですね」と声をかけると、写真の勉強をしていると、
少しぎこちない日本語で受け答えがあって、あれ?日本人ではないのかな?と判った。
いろいろと話をした後に、ボーンカービングのところで写真を撮りたいと言われ、
少し緊張しながら限られたフィルムの2枚、彼女はシャッターを切った。
その後、少し時間がたって、ある大きな封筒が届いた。
中を開けてみると、2枚の自分が写った写真と手紙が添えられていた。
かなり一生懸命書いたと思われる手紙に心動かされたし、写真の色が素敵だった。
目に見た色がフィルムカメラできちんと表現されていた。すごいなと思った。
こんなおっさんのことを褒めてくれて、今後の幸せまで祈ってくれて、
「ゴモンショウ」と書かれた彼女の手紙
有名な写真家になるのか?すでに有名なのか?わからないけど、
不思議な出会いだった彼女の今後が楽しみである。
カフェ691はとても不思議な出会いの場所なのだ。