
秋元康プロデュース
深夜のラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」で、
幻冬舎の社長 見城徹さんと林真理子さんが話していた小説
見城さんが言う林真理子さんの最高傑作
この作品があったから後々の作品が直木賞を取るきっかけとなったと語る。
※林真理子さんの高校時代の同級生ラガーマン(藤原 優 さん)登場の小説
本当に個人的な感想で申し訳ないけど、最後まで読み終わって、
直木賞の議論にもなっていたと見城さんが語る
最終章はなければ良かったのでは?と思ってしまうけど、
最後の一行「よかったね。よかったね。あんたも私も、本当に良かったね」に、
じんわりと涙がこみあげてくる感動はあるので、やっぱりこれで作品は完成されている。
この本を読みながら、同時に新宿高校時代の自分の「闇の時代」を思い浮かべる。
そもそも雙葉高校に通っていた従姉の「新宿高校ってカッコいい男の子が多い」っていう
ひと言が忘れられなくて、新宿高校を選んで受けることにした自分が
成績もギリギリというところで、中3の夏に受験を真剣に決めて、
ラスト半年くらいでワイルドスピードの車がニトロでギア上げるみたいな受験で奇跡的に入学
ところが最初の全校テストでは360人中358位、3年間そのまま低空飛行だった。
体育と美術だけはずっと10だったんだけど、それ以外は赤点ギリギリ、
高校2年の時に噴火があり、三宅島の実家が溶岩に埋没、全国ニュースになる。
全校生徒に「噴火で家が埋まった人」と知れ渡り、募金までしてもらった。
直後の体育祭では体育委員長だったので、開会宣言するのに壇上に上がると
父兄の中から「あの人が三宅島の噴火の人よ」という声がはっきり聞こえた。
三年になると理系と文系にクラス分けされ、女子が4人しかいない理系クラスで
スラっとした背の高い女子に好意を持ち、卒業前に手紙を渡すも自分だけ浪人
※その子は頭が良くて普段の成績も良かったので推薦で有名私立へ進学
卒業式に文武両道の生徒に贈られる「体育優良賞」などをもらったが、
全く嬉しくなかった。浪人中に彼女と何度か手紙のやりとりをしたものの、
同じ大学に進学した男子から「あいつ大学の先輩と付き合ってるぜ」と聞いて激しく落ち込む。
翌年奇跡的に1つだけ受かった大学が決まると、人が変わったように学生生活を謳歌した。
※同級生には漫画家の井上三太がいた。
浪人中にフラれた彼女とは大学在学中になぜか再会し、三宅島まで遊びに来た。
それをきっかけに何度か会ったけど、その後は続かなかった。
卒業30周年の高校の同窓会では彼女と会いたくないので出席しない自分がいた。
高校時代は本当に人生の闇の時代で、下宿先にも迷惑をかけまくっていたし、
噴火で何もかも失ったのは家族にとってもかなり痛手だったのに、
新宿にいた自分は実感がなかったので、それを親父にはだいぶ人間否定された。
憧れていた女子バスケの先輩が卒業してから、
茶髪でロッカーみたいな革ジャンで新宿を歩いているのを見てショックだったり、
まあなにもかも思い通りにいかない事ばっかりだった。
今でもSNSでなんとなく繋がってたり交流があったりするけど、
同級生のお母さんが金 美齢さんなので、議員になってから電話をもらったり、
話したことないけど、芥川賞作家の「沖で待つ」の絲山秋子さんが同級生だったり、
おきゃんぴーの中野麻理子がクラスメイトだったりとか、いろいろあるよね。
高校の大先輩の坂本龍一さんとか、カメラマンの馬場憲治さんとか
入学していきなり60周年式典の講堂で怒られた、丸井の社長、青井さんとか
小さいころからずっと、コンプレックスの塊で過ごしてきたし今もそうだけど、
途中には、この小説のように「よかったね」と、心の奥で思う事もあって
コロナウイルスでできた時間をこんなふうに過ごしています。
