受験戦争トラウマ | 珈琲と虹と鯨の棲む場所

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東京都三宅島をフィールドに直感を綴る


昨年の後半からドラゴン堀江という、堀江さんが東大受験に挑戦するという番組を見ている。
そもそも堀江さんは東大に一度受かっているので、なぜ30年近くたって、
たぶんめちゃめちゃ日々忙しいのに、また受けるの?という企画が面白い。

冬に近づいてきて、世の中で「受験」というキーワードが出始めると
なぜか睡眠不足になり、寝ても受験の事が夢に出てくる。

実際に小学校3年から都内の塾に通い、私立中学受験をした。
「勉強してオトナに気に入られようとしている良い子ちゃん」ということで、
いじめに遭いながら、悶々と日々を過ごして、親の思い描いた受験は失敗、
結局、いじめられていた仲間と島の公立中学に通う。

小学校では小さくてヒョロヒョロだったけど、中学に入ると毎年10cm以上伸びて、
ブルースリーに憧れて毎日筋トレもしていたのでバキバキな身体になって
勉強も運動も楽しく、通信簿も5段階で4と5しか見たことがない3年間を過ごした。
おかげで高校受験は2つ受けてどちらも合格、希望校へ進んだ。

ところが、360名入学した高校は、最初の全校テストで358位という残念な結果
結局、高校時代は音楽と映画とラジオに熱を入れすぎて、大学受験は惨敗。
おまけに最初に好きだった同級生(現役で数学科に入る今でいうリケジョ)にも、
知らぬうちにふられ、友達から「どうやら大学で先輩と付き合ってるらしいよ」と
それを聞いたときは、この上なく落ち込んだし、悲しかった。
そういう苦い思い出と共に浪人時代を過ごした。
浪人したところで、あんまり勉強に身が入らす、苦戦した浪人後の受験も惨敗
結局最終的に受かった1校に通うことになった。

大学に入ると、あいうえお順に並んだ席で隣にいたのが、
いまとなっては有名漫画家の井上三太くんだった。
大学時代は新宿から小田急線に乗って祖師ヶ谷大蔵のキャンパスに通った。
授業が休校になると鵠沼海岸や江の島によく海を見に行った。青春だった。
テニスもかなりやったし、スキーも行った。ディスコにも通いまくった。
大学3年の時にモルディブに一人旅をしたし、卒業旅行はタヒチに行った。

長々と自分の事を書いてしまったが、受験というトラウマは、
結局自分の努力が足りなかったばかりに、
いろいろな事がうまくいかなかった気がして、人生をなんだか斜めに見てしまったが、
上手くいかなかった受験の後の方が、自分らしく羽ばたけている気がした。
要するに、入ってからが勝負で、中でどれだけ暴れられるか?みたいな結果になっている。

何が言いたいかというと、「人生は大学受験がすべてではない。」ということ。

大学に行かなくても、世界で活躍している人はたくさんいるし、
ビジネスで成功している人はたくさん見てきた。
ただ一つ言えることは、「東大」だけは別格だと思う。何の根拠もないけど。

2人の娘たちもずっと受験を見てきたので、受験生を持つ親の気持ちもわかります。
長女は中学受験もしたし、次女も高校、大学と受験してきた。
でも、やっぱり、そこがすべてじゃないというか、どう過ごすか?だと思う。

だから、受験生には「今」を精一杯頑張ってほしい。
これだけ「合格」という目的がはっきりしている瞬間は、社会に出てしまうとほとんどない
独特の緊張感がそこにはあって、いい思い出も、残念な思い出も、
人生にはそんなにたいしたことではない、たんなる通過点に感じるかもしれない。
でも、経験した人とそうでない人は、大きく違うような気もする。

だから自分はこの時期、ストレスで寝れなくなる。
いまも受験して、落ちて、どうしよう?とか
学校を今から受けなおして、大学に通う手続きをしている夢まで見る。