BANFF MOUNTAIN FILM FESTIVAL IN JAPAN 08 | 珈琲と虹と鯨の棲む場所

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る



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昨年に引き続き、行ってきました。

今年は三宅島のバイクイベントと重なってしまったのですが
悩んだ挙句、こちらに参加しました。

今回は、チケットが2枚手に入ったので、いつも波乗りで一緒の
元同期、あろはくんと一緒に会場で待ち合わせ
Program A と Program B を続けて見ました。
Bの最初では、パタゴニア日本支社の社長の挨拶もあり、なんだか気分も盛り上がり上映開始

■Program A

【Ain't Got No Friends on a Powder Day】
足に障害のある方の椅子に板がついている特殊なスキーでオフピステを滑るフィルム。
もちろんチェアスキーの人も抜群に上手いけど、カメラマン、同行したスキーヤーは
めちゃめちゃきれいなラインで滑りまくり、スピード感が凄い。

ラストシーンでチェアスキーの人をコケさせて
「パウダーの日は友達置いてけぼり」 なんていうのはなかなかセンスが良い!

【Ice Mines】
スウェーデンの廃坑跡にある氷をいったんロープで降りてそれからアイスクライミングで登る。
この映像もカメラワークが素晴らしい。いったいこいつを撮影しているカメラマンは
どこにカラダを置いて撮影しているのか?と思うほど素晴らしいアングル。
BDのクライミング道具に萌えました。笑

【Trial & Error】
マウンテンバイカー ライアン・リーチが伐採されていく森に
特殊なコースを作ってマウンテンバイクで走るという映像。
テクニックはすばらしいが、ちょっと無理やりな感じもしなくない。

ただ、フィルムラストでのメッセージは、
「このライアンの作ったトレイルを含む美しい原生林は、このままでは伐採され、
製紙工場にて紙となり、ゴミとして破棄される運命にある」
というクレジットで終わるので、そういうメッセージの為につくられたフィルムだと感じた。

【Commited: to Grid】
DVDの『Committed』 から、イギリスのハードトラッドを抜粋した映像
難関ルートを克服したあの感覚は、ボルダリングをはじめたばっかりの自分にも伝わり
フィルムを見ながら小さくガッツポーズがでてしまうくらいでした。笑



【Serching for the Coast Wolves】
クロスカントリーの元世界チャンピオンのグドルン。とってもキレイな人です。
彼女が五感を研ぎ澄ませ、オオカミにアプローチしていくドキュメンタリー。
赤外線センサーに写るオオカミ画像はなんとも面白い。
ラストの彼女の病気についてはちょっとショッキングだった。

■Program B

【Respect】
世界中のスキーヤーたちにはひとつの共通点がある。それは「尊敬心」
かつて大好きだったエクストリームスキーヤー、トレバー・ピーターソン
シャモニーの雪崩での悲報を聞いたとき雪山が怖くなった。
雪崩満載な映像はあんまり気持ちの良い感じではない。
行き付くところ、究極は死と隣り合わせなんだけど、そこばかりを重要視してほしくない。
でも、そんな仲間と過ごす自然の中のスポーツは最高であることもフィルムから感じられた。

【higher Ground : Mountain Photographer】
山岳カメラマンのアングルをピックアップしたもの。
記録を残すことは現代において、とても大事な仕事だと思う。
インターネットで世界に情報が発信できるいま、クリエイターの領域は
決してPCではカバーできない。

【In-Flux】
カヤックでやばい高さの滝とかをバンバン流れ落ちちゃう映像。
岩と接触したりする音がキライ。映像に出ていたレユニオン島はサーフィンもいいはず。
確かロブ・マチャドの奥さんの出身地だったと。溶岩などの景色は三宅島でした。笑



【It's Fantastic】
地球からカラダが離れるスポーツは危険度が高い分、迫力はスゴイ。
スピードフライングを扱った映像はスピードが100キロ越えとヤバイ。
昔パラパントは、フランスのヴァルディゼールでやったことがあるんだけどノンビリでも怖かった。
シャモニーのエギュードミディは滑ったなぁ~。
スピードフライングは道具が発展途上というのがこれまたコワイのです。



【King Lines】
これがメインといっても過言ではない。今回はこれの為に足を運んだ。
クリス・シャルマのDVD『King Lines』の映像
「やれる時に、やりたい事をやるべきだ。今がそのときだ」は、なんともカリスマ的。
ジェリー・ロペスも彼も「禅の心」なるコメントを必ずしているが、どちらにも神の領域を感じる。
素晴らしい映像と、4年がかりの計画。かなり震えました。



全体を見終わって、純粋にパタゴニアのファンになってしまったのを再確認し
自然に身を置く人たちは、必ず何かの思いを持ち活動し続けている。
特に今は環境の問題。これはパタゴニアが主催だからかもしれないけど
こういうことは、それぞれがそれぞれの中で感じ、動き、そしてメッセージしていく。

エクストリーム系の人たちは、ほとんどめちゃくちゃな死と隣り合わせな映像なのに
ラストに環境についてクレジットを入れているのが印象的だった。

来年も行きたいなぁ~

会場にはパタゴニアの近藤さん、嵐洋くんもいた。