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煩悩さらけ出し日記

初詣行った?  ブログネタ:初詣行った?  参加中
本文はここから




行ってきました。


歩いて行ける距離の神社へ一人でテクテクと。


初詣は年の初めの引きこもりナッシング対策の一つですから。


では一句


『初詣 こもりっ放しは しないぞと』  ethlin


そしておみくじ引いて驚いたブッ(おみくじの結果はOne's Star 参照)


おみくじの他に『願い木』というものがあって、木片にお願い事を書いて後で燃やしてもらう(のかな?)やつ。


これをいつも迷うんです。


一、願い事が一つに絞れない。


二、字が汚いから書き終わった後、なんだか酷く虚しい気持ちになる。


特に二番がネック。


今年も眺めて迷ってやめた。


しかしおみくじがアレだったんで、書けば良かったかな~と今さらながら後悔してます。


『桜花』の初詣は済んだので、次はあの人に初詣に行ってもらいましょうか。


ここからばらちゃんシリーズです。


『ばらちゃんシリーズ』は変態妄想姉妹で勝手にリレー中の、薄桜鬼の二次小説『桜花』シリーズキャストでお送りするパロディです。


キャラの崩壊が著しいので、しかも約一名がとにかく惨い事になってますから、苦手な方はご注意ください。


約一名(笑)↓

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狼さん(歳三王子)

よぉ…ちょっと遅いがあけましておめでとうだな?

良い正月は過ごせたか?

俺か?

………(絶句)

いつも通りだ(苦笑)

正月と言えば初詣だな。

お前は行ってきたのか?

俺達は行ってきたぜ。

妖精の森に神社が出来たって聞いたんでな。

しかしあの神社…祀ってる神があれじゃな…。










「ちゃんとした神社じゃねぇか…。」

妖精の森に神社が出来たって話を聞いて、俺達は初詣に出かける事になった。

どんな神が祀られているのかは不明だが、源さんと島田の話によるとえらくご利益があるらしい。

「金色の神様と聞いたよ。だから金運か商売の神様じゃないかな?」

商売人らしい源さんの意見だな。

「俺は歌が上手くなると聞きましたが?芸術の神様ではないでしょうか。」

歌が上手くなるって言うなら、セイレーンの血をひいた白ばらちゃんと赤ばらちゃんにはピッタリじゃねぇか?

「あら?私は美しい神様が祀られていると聞きましたわ。きっと愛と美の女神でしてよ。」

伊東、愛はともかく…美はお前にはあんまり関係ねぇだろ!

とにかく、何のご利益があるのか知らねぇが、神様に新年の挨拶をするって事は理にかなった事だ。

良い機会だ、お前らに参拝の礼儀を教えてやる。

神社により少し違うかもしれねぇが、これが一般的な参拝方法だ。憶えとけ。

まず最初は神域へ足を踏み入れるため、鳥居の前で一礼をする。

参拝の前に手水舎(てみずや)で手の穢れを落とさなくてはいけねぇ。

右手でひしゃくを持ち、左手に三回水をかけて洗う。

次は左手に持ち替え、同じように右手に三回水をかけて洗う。

もう一度右手にひしゃくを持ち替え左手に水を落とし、それで口をすすぐ。

最後に水を入れたひしゃくを立てて柄を洗い、元の位置に戻す。

拝殿の前まで進み、鈴を鳴らして賽銭を入れる。

軽く二度頭を下げ、大きく二度拍手をする。

そこで願いを告げて最後に一礼。

これを『二礼二拍手一礼』と言う。

まんまだな…憶えやすい。

あん?俺の願い事か?

…秘密だ。

んなもん、俺と神様だけが知っていれば十分だろうが。

「ねぇ、この木片にお願い事を書くと叶うんですって。皆で書いてみない?」

白ばらちゃんの提案で、皆で願い木に願い事を書くことになった。

源さんと島田は迷うこと無くサラサラと書き込み、賽銭を入れて木片を盆の上に置いた。

無病息災と世界平和か…あんたららしいな。

「ねぇ、白ばらちゃんはなんて書いたの?僕は勿論、『ずっと白ばらちゃんと一緒にいられますように』だよ。」

「まぁ、嬉しいわ、王子様。私は『いつまでも皆仲良く暮らせますように』」

「俺も書いたぜ。『白ばらちゃんが幸せでいられるように』」

「ちょっと左之さん、そんな願い事しなくったって、白ばらちゃんは僕が幸せにするに決まってるでしょ!」

「んだと?惚れた女の幸せを願って何が悪い?」

お前らは正月から白ばらちゃんの取り合いかよ…勝手にしろ。

「…これでよし。私も書けましたわよ。赤ばらちゃんは何をお願いするのかしら?」

伊東の手にある木片に『素敵なお嫁さん』の文字が見えた気がするが…てめぇの嫁を募集したんだな?そうだな?間違いねぇよな?

間違ってもおめぇが『素敵なお嫁さん』になるんじゃねぇよな!

…これ以上考えるのはよそう。

変態姉さんの餌食にされるだけだ。

「歳三はまだ書いてないのか?俺の願い事はこれ一本だ!」

「クク…新八らしいな。『もっと強くなる!』か。赤ばらちゃんは何をお願いするんだ?」

「えへ♪『白ばらちゃんがお姫様になれますように!狼さんは何をお願いするですか?」

「ん?俺か。」

俺は手早く願い事を書き込み、木片を盆の上に伏せた。

「願いが叶ったら一番に赤ばらちゃんに教えてやるよ。」

叶うか…叶うといいな…いや、叶えてみせる…絶対に。

「わーい♪わーい♪じゃあ~神さまお願いします!狼さんのお願い事を叶えてくださーい!」

赤ばらちゃんは鈴を激しく振り、大きな音を立てながら大声で叫び始めた。

この鈴を鳴らしたり拍手をする行為、つまり『音を立てる』って事は『神を呼び寄せる』ためだ。

芝居を見て拍手する事にも『その場に神を呼んで祝福する』という意味がある。

やがて拝殿の奥の扉が開き、眩いばかりの光と共に何者かが現れた。

(なんだ?本当に神が降りて来たのか?)

「くそ煩いガキが一匹いるないるな…なんだ草民どもよ。我に願いを叶えよと言うのか?ふん…。」

「「「「「「「………」」」」」」」

「わーい♪わーい♪神さまが出てきた~」

「ちんけな妖精風情でも、この俺の価値がわかるらしい。クククッ…崇めよ!祀れよ!この俺様を!」

違うだろ赤ばらちゃん。

そいつはどう見ても神なんかじゃねぇだろ!!

「てめぇ…フェアリーテールの丘に住み着いてたエロ魔物の風間じゃねぇか!」

俺達の目の前には金色の着物に派手な電飾をぶら下げた風間がいた。

「なんだ?ふん…王子に戻りぞこないしているエロ狼の土方ではないか?」

「千景~今かわいい女の子の声がしなかった?ねぇねぇ~野郎の願い事なんかどうでもいいからさ~女の子のお願い事は叶えてあげようよ~。」

案の定と言うか…見事風間の嫁の座を射止めた(?)背がでかすぎる妖精の聖も一緒だった。

「あれ~ズンドコ節の細マッチョに命くれないのゴリマッチョじゃない?という事は…もしかして…あ~んハートやっぱり~ズンドコ節の上手いかわいこちゃんもいる~。」

「なんでてめぇらがこんなところに居やがる!?神への冒涜だろうが!?」

「冒涜だと?ふん…冒涜も何もない…この俺様が神だ。」

神様が電飾なんかぶら下げて、偉そうにしてるかよ!

「わーい♪神さま~♪狼さんのお願い事を叶えてくっださーい♪」

だから赤ばらちゃん、そいつか神なんかじゃねぇ!

「ねぇ~千景~かわいこちゃんのお願いなんだから~聴いてあげようよ~。」

「ククッ…我が妻聖よ…おねだりか?可愛い事を言う。」

おねだりとかじゃねぇだろ!

俺達は賽銭払って願い出てるんだからよ。

なんて言い返す間もなく、風間は俺達の書いた願い木を掴み、聖を抱き上げて拝殿の奥へと消えていった。

「おやおや、ここは商売繁盛じゃなく、恋愛成就の神様だったかね。」

「ずいぶん派手な神様でしたね。これはご利益がありそうです。」

「…はぁ…」

(今年も散々な目に遭いそうな予感がするぜ)

源さんと島田ののん気な発言に、俺は大きな溜め息を洩らした。











「『無病息災』『世界平和』『もっと強くなる!』か…ふん…叶えてやらんでもない。」

読み上げた木片を順に火の中に投げ込んでいく。

木片を飲み込む度、炎はパチパチと音を立て激しく燃え盛っていく。

最後に残された木片を手に取り、静かに目を通した。

「あの男は相当なロマンチストらしい…まぁ自分で句集を作るくらいだからな。」

最後の木片を炎に投げ込み、俺は灰になっていく様をただ黙って見つめていた。

「叶うといいな…その願い。」

木片が炭に変わっていく様を見届け、俺はその場を後にした。





願わくば…ずっと赤ばらちゃんの傍にいられるように   狼