ブログネタ:「前世」って何だった気がする?
参加中本文はここから
きっと人間じゃない気がします。
なんだろ?
とにかく前世が何者でも構いません。
今生きている自分が大切で、今生きている自分の人生の課題をこなす事が大事だと思うから。
ただ、人でも人じゃなくても、今の家族と家族だったらいいなと思います。
過去も未来も何度生まれても、私の傍にいる家族は今の家族がいい。
ここより嫁妄想スタート。
薄桜鬼の完全二次小説です、苦手な方は脱出してください
。
















私は賑やかな街の中にいた。
着たことのない着物姿。
腰に何かを下げていて、それがずっしりと重い。
でも自分はお構いなしに走り出した。
誰かを見つけた。
その誰かは私の名を呼んでいる気がする。
やがてその誰かと一緒に歩き出す私。
長い黒髪と大きな背中。
私は少し後ろを歩きながらその背中を見つめていた。
やがて左手が差し出され、私の右手をしっかりと握る。
温かくて大きな手で、私の手はすっかり包み込まれてしまった。
ずっとこの人の傍にいたい。
そんな気持ちで胸がいっぱいになった。
「ん…?朝?眠い…もっと寝たい…」
ベッドに潜り込み丸くなる。
「寝ぼすけ、早く起きろ」
「ん…んー…」
「早く起きないと…」
耳に息がかかる。
「ん…くすぐったい…」
目を開けると歳三さんが私の顔を見下ろしていた。
「あっ…おはようゴザイマス」
「おはよう、いい夢見てたみてぇだな」
私の頬を撫でながらクスクスと笑う。
「顔…見てたんですか?」
「見てた。始終笑ってたから面白かった」
不覚…(//・_・//)
「懐かしい夢を見てた気がします」
ごそごそとベットから起きて、すぐに身支度を整える。
「ガキの頃の夢か?」
「えっと…自分だけど自分じゃない夢?」
「なんだそれ?」
歳三さんに笑われちゃった。
でも、そんな感じがした。
「着物みたいなの着てたし、足元も草履だった気が…」
ダイニングに向かうと、朝食用に買ってあったパンが足りない。
「あ~またつまみ食いしてある…平助くんと新八さんかな」
うーん…足りない分をご飯にするとしても、炊いてる時間がない。
「歳三さん、私コンビニ行ってパン買ってきます」
「俺も行く」
新聞をチェックしていた歳三さんが立ち上がる。
「たまにはいいだろ?二人っきりで買物も」
「はい」
ほんの少しの時間だけでも、この大所帯の家では二人っきりになれる時間は貴重だ。
外に出るとカラリと晴れ渡っていた。
もたもたと歩く私を振り返り歳三さんが優しく声をかける。
「ethlin早く来い。おいてくぞ」
「はい」
慌てて背中を追いかける。
「もたもたすんな。どうせコンビニに行ったら店内中物色するんだろ」
そう言って私の右手を歳三さんの大きな左手が握る。
(あっ…夢で見たのと一緒だ…)
私の心の中はあの頃のように幸せでいっぱいになった。
………
ん……
あの頃っていつのことだろう?
「どうした?」
「あっ…いいえ。何でもないです」
「そんな顔しやがって…何にもないはずねぇだろ?」
「あっあの…本当に大丈夫です。ただ…ずっと歳三さんと一緒にいたいなって…思っただけです」
歳三さんの手に力が入る。
「おめぇが嫌だって言っても、もう俺はお前を手放さねぇからな」
「はい」
照れた歳三さんの顔を眺めながら私は幸せな気持ちをかみしめる。
今、幸せな気持ちをかみしめる。