5月31日は新暦の土方歳三さんの誕生日です(多分)。
お友達のNちゃんが教えてくれて、憶えてしまった。
旧暦の誕生日の時もSSを書きたいなぁ~と思ってましたが思いつかなかったので…また来年
。
以下のSSは薄桜鬼の土方歳三さんの嫁妄想SSです。
苦手な方はここで脱出してください
。
人物関係・舞台等は、ブロ友の沙雪さんが書いている『兄の結婚と僕』からお借りしました。
人物を簡単に説明しますと
長男 土方歳三 (嫁 ethlin)
次男 原田佐之助 (嫁 あさぎ)
三男 永倉新八
四男 斉藤一 (総司の双子の兄 嫁 ゆすら)
四男 沖田総司 (一の双子の弟 嫁 沙雪)
六男 藤堂平助 (彼女 サミット)
と新八さん以外、嫁と彼女がいます。
全員同じ家に同居しています。
TVのネタになりそうです(汗)

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あの運命の桜並木で貴方を見つけてから、どのくらいの月日が経ったのだろう。
初めて見た時も、初めて声をかけられた時も、何故か不思議な感じがした。
小さな祈り ~P.S. I Love You ~![]()
「ふう…」
一通り家事を終えてリビングで一人くつろぐ。
この家に嫁いでからもうすぐ一年。
最初はすごく不安だったけど、義弟さん達はみんな優しくしてくれるし(ただし一人を除いて)、あっという間に義妹も増えて…みんないい人達ばっかりだから協力し合って何とか過ごしてきた。
それに歳三さんはいつも私を守ってくれる。
それが嬉しくて、辛い事があってもがんばろうと思える。
「もうすぐ5月も終わりかぁ~。来月は…結婚記念日だ…一年間、早かったなぁ~」
リビングのカレンダーを眺めながら、ふと思い出した。
「あれ?確か…歳三さんの誕生日って」
テーブルの上の携帯を手に取り、アドレスを開いてプロフィールを確認する。
「やっぱりそうだ。もうすぐ誕生日じゃない。もーなんで忘れちゃうんだろう」
結婚してから初めて迎える歳三さんの誕生日。
「うーん…どうしようかなぁ…」
結婚する前は…一度もまともに誕生日をお祝いした事って…ないなぁ…。
だから今年は何かをして喜ばせてあげたい。
「でも…あの人にばれたら…絶対にからかわれるよね」
「別に秘密にする事ないんじゃない?」
「うーん…でも…絶対に変な事言ってからかうもん」
「ふーん…たとえば?」
「たとえばって…」
今自分は誰と会話しているのだろう。
不思議に思い後ろを振り向くと
「わっわわっ
総司さん?」
「はい、正解。総司です」
総司さんはニンマリといつもの意地悪な顔をして、私の後ろに立っている。
うわっ…この笑い…本当に慣れない。
「おっ…お帰りなさい…あの…沙雪ちゃんは?」
何とか愛想笑いをしてみるものの、完全に笑顔は引きつっている。
総司さんは最初の顔合わせの時からどうも苦手だ。
結婚式当日もその次の日もそのまた次の日も…
意地悪されてない日を数えた方が絶対に早い。
そして一対一で会話をする事は自然と避けていた。
必ず歳三さんか沙雪ちゃんを交えて会話をするのが日常だ。
じゃないと…動物園のヘビやかえるのいる部屋に一人で行くような気持ちになる。
そう…一年経っても、私はどうしてもこの義弟にだけは打ち解ける事が出来ない。
「そんなにびくびくしなくていいのに。義姉さんを食べたりなんかしませんよ、兄さんじゃあるまいし。」
「そっ…そんな事心配していません
」
「やだなぁ~そんな赤い顔をして。義姉さん結構いやらしんだ」
総司さんはニヤニヤと笑いながら私の顔を覗き込む。
くぅ……
とにかく何か言い返したいけどまさに『糠に釘』 『馬の耳に念仏』
歳三さんが怒っても、いつも聞く耳を持たないんだから…。
いいや もう無視無視。
きっと沙雪ちゃんも帰ってるだろうし、私の相手するよりも沙雪ちゃんの相手するほうがいいもんね。
気を取り直して総司さんに背を向け椅子に座りなおすと、何故か隣の椅子をひいて私の方を眺めるように座る。
「あの…沙雪ちゃんは…」
顔を動かす事も出来ずおそるおそる聞いてみると、少し椅子を動かしてさらに距離を縮めてくる。
「何時でもぴったりくっついているんじゃないんですよ。沙雪はね、近くのコンビニにお使いに行ってもらいました。だからこの家には、僕と義姉さんの二人きりです。」
視界に総司さんが見えるくらい顔が近い。
恐怖のあまり自分の身体がびくっと震えるのがわかる。
どうしよう…
おかしな事をされるわけではないとわかっているのに、どうしても総司さんに対する恐怖心は克服できない。
「歳三兄さん、早く帰ってくるといいですね?あっ…でも仕事が好きな兄さんの事だから早く帰ってくるわけないか」
身動きが出来ない。
背中に嫌な汗が流れる。
心臓が早鐘のようにドキドキしているのがわかる。
とにかくここから脱出したい。
そんな気持ちでいっぱいになる。
ふいに総司さんの腕が動いた。
手を伸ばし、私の頬に触れようとする。
私は恐怖のあまりに悲鳴も出せず、逃げ出したい一心で椅子から立ち上がる。
スーッと何かが引くような感覚に襲われ、立っていられない。
とりあえず椅子に座ろうと腰を下ろしてみたが、ガタンと大きな音がして私の視界が斜めになる。
リビングの天井が見えた?と思った瞬間、私の意識は途切れてしまった。