少し前からe-sportsというのがたびたび話題に上るようになり、先日日本で初めてのプロ認定を受けたゲーマーが発表されていました。プロゲーマーといわれる方々は、海外の大会でも賞金を稼いだりして人気があるようですが、公式の連盟からプロ認定を受ける、という制度は珍しいようです。
プロ認定の対象競技(競技?タイトル?)でもモンストやパズドラがあるなど、世界でも認知度の低いゲームもあり、プロ認定にどれだけの意味があるのかわかりません。
しかし、オンラインゲーム、という共通の関心ごとに注目が集まることから、ユーザーが増えればゲーム提供会社の利益は増す、ということで莫大な賞金総額を積むのもわかります。少し見てみたら、賞金総額1位のゲームは100億円以上の賞金があるようですね。以前「依存症ビジネス」という本を読みましたが、脳内のドーパミンを程よく刺激して、音と光で達成感を高揚させ、またドーパミンを放出されることの繰り返しで課金させるという麻薬商売に似たビジネスモデルであるといえます。実はこのような達成感はすぐに消え、またゲームがしたいという気を起させるホルモン(すなわち「ドーパミン」)を放出させるということです。このようにいくらやっても達成感を得られることはなく、「またやりたい」という気を起させるだけ。さらに、ドーパミンを放出させるゲームのプログラムが数式化されているというのですから驚きです。
不思議なのは、このようなゲームを「スポーツ」と呼ぶのには特に抵抗がないようです。私は、相当の抵抗を覚えますが、スポーツの概念は時代によって変わってくるのでしょう。モータースポーツもドライバーは座って運転しているだけですが、気疲れとG(遠心力)、死への恐怖で限界まで消耗するのはわかります。最近ではBMWやスケボーのハーフパイプの現れ、見た目かっこいいかどうかだけで人気が変わってしまいますが、これも世界選手権、オリンピックの道が開かれています。一方で、ボルタリングなどは、「のぼる」という人間の基本的な脳能力の一つをスポーツにしたもので、なぜ今まで競技としてなかったのかが不思議なぐらいです。
このように考えていくと、「e-sports」はオリンピック競技としてどこまで適切なのかということは、少し考えなければならないところです。
(次回へ続く)