現在、いろんなものがビックデータ化されようとしています。個人的には都市情報や不動産の売買情報、物件情報(登記簿謄本や重要事項説明書に記載されるような内容の統一化)などが早く進めばいいなと思っていますが、今回は医療情報のはなし。
医療に関してもビッグデータ化は進まず、どこの病院に行っても初診料とともに新しいカルテがつくられます。また、アレルギーなどの疾患についても、詳細に研究したい人がいれば多くのデータを自力で集めて分析するしかなく、データが集まるのが遅いことからくる支障は多いようです。
そのため、医療に関する情報を一律に管理して、健康への意識を高めたり、行動の選択肢を増やそう、という試みがあるようなのです。
研究開発に関していえば、データは重要かもしれませんが、ことに健康への意識や選択肢を広げるための情報で、病気にならないための健康志向、あるいは予防医療が進むか、といえば、半信半疑です。情報があって、体に悪いことはわかるのだけれど、そこから行動に移せるか、というのは別問題で、人間はそれほど合理的な意思決定ができるものではありません。人工透析をし続けないと死んでしまう人でも大酒を飲むし、肺がん寸前の人でもたばこを吸います。
それほど情報と行動を合わせることは難しいもので、単にデータが多くあったから人間の意思決定を変えられるというものではありません。実際はそこのギャップを埋めるためのナビゲーターが必要で、それが今はやりのライザップであったり、通知アプリだったりします。逆にこの情報化社会ではどのような情報を切り捨てるか、ということが課題であり、選択肢が少ないほうが良い選択肢を選べる、ということもあります。
例えばAIが選択し、選択肢を少なくして提案するような方向で考えることが重要ですね。