それも僕自身の話を。
僕が生まれた世界に対するうらみつらみと、
そして愛している人たちのこと。
別にクリスマスだからというわけでない。
星がかち合うみたいに条件があって
必然があって、そうする気になった。
順を追って説明しようと思う。
昨晩、配信を担当させてもらってる
ネットラジオ放送を行った。
テーマは「ハッピーなカップルになるには?」
その放送の中で、
カップルの関係に、未解決の親子関係が浮上する話があった。
甘い蜜月を経て幸せになれると信じていた相手との間で
こじれた親子間のあれやこれやが噴出するのだとかしないだとか。
噴出しないように噴火口にセンをしてなかったことにして
そうすると人生がスカスカになることとか。
もう、人生の濃いーーーーーーーところを圧縮した
ジューシーで不健康なやつを (そこを通らないと健康になれないとこ)
あぜさん一味が提供してくれた。
それでもって、話はすごく飛ぶのだけれど
今日12月25日は父の誕生日なのだ。
いままで父に、ろくに誕生祝をしていなかったなあと思い出した。
それでいま、父にメールを書いた。
父からもらった才能が役に立ってること。
仕事として人に貢献できていること
父がその才能をもっていたことにほこりと感謝を感じていること。
それから、いつも父が「教会にいけ」と言ってることに対して、
「教会に行きません」と宣言した。
そこのところだけ、僕が送ったメールから引用する。
教会には行きません。
8歳でバプテスマを受けてお話するとき僕は教会の外に逃げ出しま
もともと信じていなかったので、
バプテスマを受けて信じてるふりをしないと
愛してもらえないと思い込んでいたので、
もうがんばるのをやめました。
いまになってこれをいうのは
だからといって僕は僕だし、
父さんは父さんでいいんだと思えるようになったからです。
僕は、僕の好きな人が、その人の家族や身近な人と仲良くしてほしいという
執着があった。
そこには、僕の父と母に対する執着があった。
父と母は僕が物心つく前から仲が悪く、
目をふさいでも耳をふさいでも
はいってくる罵声や暴力が ぼくの身体をつらぬいた。
僕が高校生になったあたりで父と母は離婚した。
その後も母は僕に
「あなたはパパと同じで頭がおかしいから~」
のフレーズを変化のある繰り返しで吹き込み続けた。
僕は、自分が壊れないように必至で
僕を壊す毒が入らないように
空想で僕の中を満たした。
ひまさえあればテレビゲームをしていたのに
一人暮らしをするようになってからテレビゲームをぱったりやめたのは
毒から身を守る必要がなくなったからなのかもしれない。
ほとんど同時にギターをはじめて、いまは気が向くときと仕事のとき
ギターを弾くくらいのところに落ち着いている。
僕がギターを弾くのは、両親との関係や体験もずいぶん影響しているみたいだ。
教会に行くのは嫌だったけれど、
僕に最初にギターを教えてくれた先生は教会の指導者だったし
僕にギターの楽しさを教えてくれたのは教会の宣教師さんだった。
ついでに父もわりとギターを弾く人で、なんとなく、弾き方を教えてくれた。
最近は母が僕のギター教室に生徒として来てくれるようになり、
とても楽しみながら上達している。
母にもギターの才能があるようで、1・2弦を使った単音フレーズや2・3のコードを使った弾き語りができるようになってきている。
教会に行きませんと言えなかったのは
そうしたら父さんと母さんや幼少から通った教会で関わった人たちから
愛してもらえなくなると思っていたからだ。
なにか母に都合の悪いことをいったら
ギター教室に母が来てくれなくなるのではないかという懸念もあった。
いま、これを書いて、どうなるかはわからない。
どうなってもかまわない。
父は父でいいし、
母は母でいいし、
僕は僕でいい。
そう思えるようになったのは、
僕をささえてくれ片づけまで手伝ってくれる友達と
僕を大好きだと言って献身してくれる彼女
僕の大好きな人たちとの関係をつくった僕自身
のおかげだ。
今朝母の来てくれている教室のグループレッスンがある。
ちょうどいま、支度をして出発する時間になった。
父と母からもらった才能で、働いてくる。
今日の教室は、まいど時間ギリギリに着いて母や生徒さんたちをヒヤヒヤさせるので
今日今から準備してよゆうで着けば若干の親孝行になるだろう。
みんな、ありがとう。メリークリスマス。