【夢】人生ゲームと強烈な殺意 | イテルギター教室~人生DIY~

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はじめは、ぐるぐると周期的に「人」をめぐるのでした。
彩と、キャラクターのある、人を。
ぐるぐる回転するのです。

場所は、学校のグラウンドらしい。
たくさんのひとが、そこでゲームをしている。
だれが参加していて、何を感じているかは、しらない。
ただ、たくさんの人がゲームをしている、感じられるのは気配くらい。

ぐるぐる番が回ってきて
与えられたものを受け取る。
しばらくは、それが楽しかった。

なぜか、無関係に女の子目線の性欲を感じていた。
そこは病院の中。
それは、とても幸せな記憶。

いつのまにか、ぐるぐるが学校の机になっていた。
机を無造作に円にしてノートを回しあっている。
自分のところに回ってきたノートから、知識を自分のところに
移し取る。ノートと、移し取る知識と、どっちも物理的に移す。

たくさん回して、たくさん知識を取ることに、僕は夢中になっていた。
イス取りゲームの音楽が止まるように、突然ゲームは終了した。
そのとき僕は自分の机にたくさんのノートをかかえていた。

実は、そのときノートを持っていた人が
その後の全ての宿題を引き受ける
そういうルールだったことことを、その時初めて知った。

そこから、ただただ他人のノートを作るだけの人生に変わった。
過剰に加算するマイナスと疲労。僕は倒れた。
もうろうとする意識の中、情事の名残がするトイレで気がついた。
僕のかばんの中から、よごれた牛乳パックなどのゴミが出てきた。
汁で、よごれている。

ひとりの友人が心配してくれていたようだ。
これを先生に言ったら、いじめられるのだろうか。
そういう懸念に襲われながら、先生に言いに行く。
これはどうやらひとりじゃなかったみたいだ。

そのときすでに、殺意が芽生えていた。
これをネタに少しでも笑ったり
手を出したやつは、一瞬で刺し殺す、と。
一刺しで死なないなら、何度でも刺す。
ふたりでも、さんにんでも、よにんでも、…。


ここで目が覚めた。
目が覚めても、まだ夢の中にいる気分だった。

即座に分析していた。
劣等感と屈辱感に根ざした激しい怒りと殺意。
ところどころに性欲が挟まってる。

いま、書きながら、思った。
すべて自分で引き受けよう、と
これがまだ未解決なんだと。

今まで、ここまで引き受ける覚悟がなかったんだろう。
今は、すこし前より深く潜れる。
自分の中に何があっても、直視しようという覚悟があるから。

見ないふりを決め込めば、
なんどもおびやかされる
暗い夜道のようだけれども

いったん見ると決めれば
そこは深海。
浅瀬や陸にはない
未知の不思議な光景と美しさが待っている。
そこに潜っていこうと決めたときから、
はじまっていたんだ。