【カミングアウト】 病状とお願い① ~解離について | イテルギター教室~人生DIY~

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書こうとして、すでに12時間ほど経過している。 まだ自分の中にためらいがあるのを感じる。 誰から何と言われるか。 自分が、耐えられるのか。 どこから書いていいのか。 思いつく順番にいこう。 わかりやすく結論を先に。 僕は「精神障害」と医者が判断するくらいの病人である。 どのていどかざっくりいうと 仕事・生活ぜんぱんが、「時に応じて」人の助けを必要とするくらい。
症状としては 「不安」 「抑うつ」 「易刺激性」 「行動の性急さ」 「被害感」 「解離」 「身体症状」 など。 僕は医者に言った 「僕にかかわる人にどんな説明したらいいですか」 こんな返答だった気がする 「自分で考えてください」 それが1年くらい前のことだった気がする。 それからずっと、「公開できる立派な説明書」をつくろうと 誇大妄想を繰り広げたまま実行には踏み切らずにいた。 現時点で僕にかかわる人にお願いしたいひとつは 「僕がどんな状態かの説明をいっしょに考えて欲しい」 である。 僕は整理するのが苦手である。 物理的にも精神的にも助けてくれる たくさんの人のおかげで、 とっちらかったものが、 ようやくつながりつつあるのを感じるこのごろ。 まずは上記症状「解離」について説明していこうと思う。 僕は時々生身な感覚から遠く隔たってしまうことがあるのだが、 そういうのが「解離状態」というらしい。 だいぶましになってはきているものの、 それでも断片的に現れた例をあげてみる。 例えば、今の彼女と初めて交わりの最中、 僕はまったく何も感じることができなかった。 恋い焦がれて何度も逢瀬を重ねて ようやく付き合えることになった 彼女なのにもかかわらず。 たぶん、その「ようやく」「とうとう」という緊張感ゆえに、 解離状態が強く出たのだと思う、今思ってみれば。 その時の僕はまるで、高性能なハリボテを固定した人形のようだった。 彼女に申し訳ないきもちと、 感じないからだに対するやりきれなさ。 それでも硬直したままのハリボテ。 悪夢とコメディのハイブリッド。 視覚や聴覚など活きている感覚はあるので、 総合して推測しつつ行動することはできた。 ものすごく左脳的な状態である。 あとで、彼女に僕は言った。 「僕はなにも感じなかった」 それが、彼女にはひどく痛かったらしい。 ずいぶん泣かれた。 今では彼女の献身的な努力のおかげで 相当回復している。 あらためて 「ごめんね」 「ありがとう」 と伝えたい。 …ずいぶん衝撃的な例示から初めてしまった。 次回もっと一般的なケースを書く。

つづく