YAMAHA FG-160。
由緒正しきメイドインジャパン、グリーンラベル。

まず弦高を確認。6弦12Fで3mm程度、1弦12Fで2.5mm程度。
ネックはほぼまっすぐ。弦高はこのままでいけそう。
弦をはずして、サドル周りとサウンドホールの中をクリーニング。
サドルも外して、底面が平らになっているかどうか机に置いてスキマをみる。
さすがヤマハさん、サドルの底面、ほぼ出ていた。
ここも加工は必要なさそう。
弦を張ると、1・3・4弦の開放にビビリあり。
ナットが削れて低くなっているようす。
そこでまずはアクリルで溝を埋めた。
ついでに1・2弦の1-3フレットあたりが減っていたのでアクリルで埋めた。
待つこと2日間。
ナットのアクリルが乾き、開放弦高が高くなった。

さらに弦にあうようにヤスリでミゾをほる。
低くしすぎないように、弦を張って、
ほって、また弦を張って、と繰り返す。
弦がミゾから断面の半分出るくらいまで調整する。
そこまでできたら、削りかすを掃除。
ここで秘密兵器、シルドラボさんのストリンググロスの登場。

このストリンググロス、
もともと弦をコーティングして寿命を増す製品なのだけれど、
弦に使うと3セットくらいでなくなる。
ぼくは、
潤滑性によるチューニングの安定と
金属みたく硬くなる硬化性によるサステイン・音質の向上
をねらって、
サドルやナットなど弦があたる部分のコーティングに使っている。
液が均一になるようにシャカシャカふってから、
このようにミゾにちょんちょんとたらす。

1-6弦全部のミゾにストリンググロスが染み渡ったところ。

こんもりしてるけれど、
乾くと体積はミゾにそって減るので心配ナシ。
ここからさらに1週間くらい硬化を待つ。
開放がビビらず、
弾きやすい弦高のナットができあたるのが楽しみだ◎
今回は弦交換 1000円(弦代金込)
クリーニング・ナット調整 2000円
で計3000円のメンテナンスとなります。
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