思いがけず休みが...逃げに走った。

 

ゴールデンウィークが過ぎてからも悶々とする日々が続き、また逃げている。

 

 

という訳で自分に負けた、その妙な勢いを駆ってブランクが空いていたマーベルドラマ、その最後の「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3を観終わった。

 

 

「デアデビル」に始まり、この「ジェシカ・ジョーンズ」で終わったNetflix版マーベルドラマ、その一連の世界観に久し振りに漬かって、物語のうねり、その人間ドラマが完遂するのをようやく見届けた。

 

 

ふたつのシーズン、そして「ザ・ディフェンダーズ」を経て、制作中止というエクスキューズがありながらもこのシーズン3で一応終止符を打つということで、物語そのものもよりダークに、より深化して終わったという印象だった。

 

 

過去のトラウマを克服したジェシカとは裏腹に、このシーズン3では義理の姉妹であるトリシュ・ウォーカーにも「能力」が備わったことで正義感に目覚め、ヒーローとしての振る舞いをしていくうちにそれがやがて暴走していくという悲劇に発展していく。

 

 

正義とは、ヒーローとは...まあベタではあるけれど、そういうテーマを正面から描いたなかなかの力作で、シリーズの最後を飾るにふさわしいドラマだったように思う。

 

 

エカ・ダーヴィル扮するマルコム・デュカス、そしてキャリー=アン・モス扮するジェリ・ホガースにもそれぞれのドラマが加わり、更には新しいキャラもまわりに加わって、今回のジェシカ・ジョーンズ本人はどちらかというとサポート役というか、仕方なくもめごとに巻き込まれてしまって、それを解決せざるを得なくなるという側面がより強くなっていたようだ。

 

それでもあれこれとっ散らかった事件、問題を最後にはジェシカ・ジョーンズのヒーローとしての矜持でまとめてしまう、そんな胆力がこのシーズン3の魅力になっていたように思う。

 

 

ラストは物悲しい終わり方で大団円とはいかなかったけど、それでも5人のヒーロードラマの最後を飾るには相応しい「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3であった。

 

 

さて...時間がいよいよ迫ってきた。

 

 

何とか、絞り出し、何とか、形に。