日曜日は映画を観ずに、いわゆるいつものHDDのひっ迫に伴いその消化に勤しんだ。

 

 

このクールも相変わらずNHKのドラマを網羅しつつ、民放はよほど観たいものがないと挑まずというスタンスでいたんだけど、コンクールはやはりTBSの金曜ドラマ枠で放送されている宮藤官九郎脚本の「不適切にもほどがある」がさすがのクドカン、安定の面白さである。

 

 

昭和の常識は現代の非常識...パワハラ、マタハラ、マイノリティ、フェミニズム...ありとあらゆる問題が昭和というノスタルジーを飛び越えて、実に深い切り口で毒をはらんだ巧みなストーリーテリングで描かれている。

 

 

宮藤官九郎さん...もうホント、天才だよね、今さら言うまでもないけど。

 

 

あとは大分前だけど映画化されて話題になった「舟を編む」のドラマ版も出色のドラマで、辞書作りの面白さ、難しさが実に丁寧に描かれている。

 

 

映画版...観ないとね。

 

 

後はもうついに終わってしまった「ブラタモリ」を観て寂しくなったり、朝ドラ「ブギウギ」を観たり、TARAKOさんが亡くなってもうあの声が聞けなくなるのかと、これも寂しく、悲しく思いつつ「ちびまる子ちゃん」を観たり...

 

 

いい歳して何してるんだろうね...ま、しょうがないね、好きなんだから。

 

 

という訳でここからが本題。

 

 

ようやくアニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」を全4シーズン、すべて観終わった。

 

 

時系列的には「エピソード3」と「エピソード4」の間にあたる時代のお話で、いわゆる反乱軍の萌芽の中で活躍するアウトローのチームを描く群像劇なんだけど、ジェダイの生き残りとその弟子の少年を中心に、マンダロリアン出身の少女やトワイレック人、クローン兵の生き残りなどなど、実に多彩なキャラクターのアンサンブルが実に楽しい作品だったように思う。

 

「エピソード2」と「エピソード3」の間を描いた「クローン・ウォーズ」とはまた違った面白さがあって、やはり旧三部作のテイストに近いこともあって、どこかなじみやすい世界観でもあり、更にはシーズンを重ねていくごとにそれこそ旧三部作との関係性が徐々に深くなっていく過程がやはりたまらなくてね、物語の運び方も含めていい意味で韻を踏んでいたり...

 

 

かつて幻の企画に終わってしまったドラマシリーズで"STAR WARS: UNDERWORLD"という企画があって、それはまさに3と4の間の物語が展開される予定で脚本も100話分できたとかできないとか言われてたんだけどね、お金がかかりすぎるとかディズニーの買収の問題も影響したのか、製作されずじまいでがっかりしてたんだよね。

 

今回のアニメ「反乱者たち」はそのエッセンスも多かれ少なかれ取り入れられている模様で、なるほどまさに帝国の圧政に抗う人たち、まさに名もなき人たちの自由を求めた抵抗が描かれている。

 

アニメということで年齢層は低めに設定されているのかな、物語そのものは比較的明るめではあるんだけど、まさにこれぞ「スター・ウォーズ」という作りで、ジェダイのお話、帝国軍の人間関係の悲喜こもごも、スパイ要素的なもの、ありとあらゆる要素が詰め込まれていて、結局最後まで楽しめたように思う。

 

 

前にも言ったけど昨年の秋に配信された「アソーカ」でこの「反乱者たち」の主要キャラの多くが実写化されて再登場するということで、これはちゃんと予習しておかないとまずいだろうというのがあって観たんだけどね、想像以上に楽しくて、ようやく「アソーカ」が観られるぞ、あの「マンダロリアン」の予習編でもあったことも含めて、とにかく夢中になって観ていた。

 

 

更にアニメシリーズは「フォース・オブ・デスティニー」とか「クローン・ウォーズ」のファイナルシーズンや「バッド・バッチ」とか「レジスタンス」とかまだまだいろいろあるんだけど、これはもう後でいいのかな...晴れて「アソーカ」を観ちゃって、大丈夫だ、よね?

 

 

もう開き直っています...私は永遠に子供なのです。