日曜日。

 

シトシトと冷たい雨でしたね。

 

まあでも乾燥する日々が続いてたので、それこそいいお湿りにはなったと思います。

 

いや石川県で被災されたみなさんのことを思うと、あまりありがたがってしまうのもいけないのかも知れないけど。

 

 

でもまあ、被災者のみなさんに対して何もできない私はせめて日常を淡々と過ごし、邪魔にならないようにだけはし続けようと思う。

 

 

という訳で日曜日なんですが、今日は映画を観てません。

 

何だかね、朝は大々的に寝坊してしまったり、地元広島で開催された全国男子駅伝を観てたりついダラダラと過ごしていたら、もう映画なんか観る気にもならなくてね、午後の残り少ない時間はHDDのひっ迫の解消に充ててしまいました。

 

 

NHKドラマ、ちびまる子ちゃん...ダラダラしてしまったな...反省。

 

 

という訳でもないんだけど、今日は先日届いたブルーレイ版劇場版「その街のこども」の感想でも少しだけ。

 

 

とはいっても16日に届いて寝る前に頭の20分くらいを観て就寝し、改めて17日にちゃんと観ようと思ってたんだけど、そういう日に限っていつもの片頭痛が襲ってきてしまったもんで、仕事から帰ってただただもんどりうってそれどころじゃなかった。

 

 

本来はまさに阪神・淡路大震災のあった1月17日当日に観るからこそ価値があると思うんだけどね、片頭痛には勝てず...うぅぅ。

 

という訳でその翌日、18日に仕事から帰ってきて改めて、ていうかかなり久し振りに「その街のこども」を観た。

 

 

もう何度も、何度も繰り返し見ている作品なので今更あれこれ言うまでもないし、それこそこのブログで過去に書いた感想を振り返ればいいとも思うしね、それでもやはりあれから29年も経ったというその「時間」を感じるというだけでもいいのかなと。

 

 

にしてもね、改めて言うまでもないこどだけど、もうホント、名作中の名作だね。

 

 

震災時に子供だったふたりが神戸を離れて東京で暮らしていたんだけど、震災発災の前日2010年1月16日に久し振りに神戸に帰ってきて、その「邂逅」から起こる化学反応、いわばPTSDを抱えて生きてきたふたりの単なる慰め合いだけではない、封印していた気持ちに改めて向かい合う、その互いの気持ちを忌憚なくぶつけ合う、そのまさにドラマ的葛藤が実に丁寧勝つ愛情たっぷりに描かれている訳でね、もうホント、改めて言うまでもないんだけど、ボーイミーツガールの異形編ということも含めて、何度観ても飽きないし、何度観ても泣かされる。

 

 

Blu-ray商品としては大分前に発売されてDVD版とデザイン的にはほぼ同じ、いやむしろボックスだったDVDに比べていささか簡素化してしまっていて、そういう意味では残念だったんだけどね、まあそれこそようやくハイビジョン画質で観られることは何物にも代えがたい喜びだ。

 

 

もちろんこれまでは再放送されたドラマ版を観ることがほとんどだったんだけど、改めて少し尺が延ばされた劇場版をBlu-rayで観られる...そりゃあ買っちゃっうよね。

 

ぶっちゃけ録画したBlu-rayのメディアは経年劣化に耐えられないだろうし、そういう意味でも劇場版のセル版を買う意味はあったと思う。

 

どうせこれから永遠に何度も、何度も観続ける作品だろうし。

 

 

いやそれこそそう遠くない未来にセル版さえ観られなくなるだろうけど、ま、それでも別の「媒体」にシフトして延々と観ていくことになるんだろうと思う。

 

 

 

渡辺あやさん、森山未來さん、佐藤江梨子さん、井上剛さん、大友良英さん、改めてお礼を申し上げます。

 

 

名作をありがとうございます。

 

 

「その街のこども」は永遠です。