正月休みもいよいよ明日まで。
結局まあダラダラと引き籠っただけだった。
でもまあ改めまして今年もよろしくお願いします。
という訳で日曜日なので映画を...と思ったけどどうも観る気が起きない。
ていうかね、やはり元日の能登半島地震のショックを引きずってるのもあって、身体もどこか調子が悪く、まあそれは引き籠ってるせいもあるんだけど、ここ数年徐々に血圧が上がってきてしまっていて、それがいよいよ「高血圧」として私を蝕み始めているというのを、この正月休みに感じてしまってね、まあとにかく体の調子がよくなくて、そこにあの地震のショックが加わったせいもあるのかないのか、どうも心身共に重い...ひたすら重い。
まあ結局は言い訳になるんだけどね、せっかくの長期休暇も全く有意義に過ごせず、昨年末に叔母が亡くなったのもあるし、山田太一さんの追悼も含めてあれこれ観たり読んだりすることもできず、それこそ「ラブ・ストーリー」に全く着手することもできず、気が付くとお休みもいよいよ今日と明日だけ。
明後日から仕事のある生活に戻れるのだろうか...そんな一抹の不安を抱えつつ、そうも言ってられないのでね、とりあえず何とか元気をださなきゃなと、日曜日だしね、映画を。
とはいっても昨日放送された「男はつらいよ 知床慕情」を生で観る気が起きなくて録画しておいたので、それを。
寅さんなら私の今の重い身体にも染み入るだろうということで、ね。
もうこのブログでは何度も言っていることだけど寅さんシリーズに関しては感想を書くのがどこか烏滸がましいというかね、そういうのを超越しているので観てもスルーすることがほとんどだったんだけど、ま、今日は特別、少しだけ。
シリーズ通算38作目で公開は1987年8月、夏休み興業の作品ということだが、ポイントは三船敏郎と淡路恵子がゲスト出演していることで、でマドンナとして二度目の竹下景子の出演もどこか霞んでしまう、シリーズの中でも少し異色の作品。
寅さんの失恋模様もほとんど描かれず、客演の三船と淡路の「老いらくの恋」というと少し言葉が悪いかな、それを寅さんが奇しくもアシストしてしまうというそんなお話。
三船の貫禄と淡路恵子の気っ風のよさ、それを見るだけでも実に味わい深い、シリーズのマンネリも少し解消されるような、そんな名編のひとつだなと改めて思った。
調べてみると当時三船敏郎は67、8歳はなるほどそれくらいなのか、でも淡路恵子は53、4歳...って俺、淡路恵子とほぼ同じじゃんという衝撃。
昨年末の健康診断でも忠告されたしな...いよいよ「高血圧」というものに対峙するときが来たのかな。
まあそれはともかく、まずは能登半島地震の犠牲者、被災者へのお見舞いの気持ちを忘れないように、何かできることがないか、するべきことをしようと思う。
でも結局それは自分自身の日々の生活にこれまで通り淡々と向き合うことしかないのかなとも思う。
さて、泣いても笑ってもあと一日...せめて最後だけは、少しでも、有意義に...有意義に。