今日は午前中、冷たい雨でしたね。

 

ウチもとうとうこたつ布団を出してしまいました。

 

 

 

 

という訳で思いがけず時間ができたので、即決、ユナイテッドシネマとしまえんにGo!

 

っとその前にディズニープラス配信MCUドラマ「ロキ」シーズン2、見残していた4、5、6話を何とか観て、一応MCUの観る順番をきちんと踏まえておいた。


ま、細かいことなんだけどね。


その「ロキ」のシーズン2、なかなか難解てはありましたが、まあ楽しめた、かな?



 

という訳で晴れてUCとしまえんのIMAXで、MCUフェーズ5の6作目、映画としては3本目になるのかな、MCU全体では何ともう映画作品として33本目になるという最新作、ニア・ダコスタという若い監督さんに託した「マーベルズ」を観てきた。

 

アメリカ本国では最近よく言われている「MCU離れ」だとか「マーベル疲れ」、「ヒーロー疲れ」がその興行成績にもろに出ているようで、オープニング成績はMCU史上最低とも言われているので、まさに不安しかないんだけどね、ていうか私もそろそろもういいかなと思わなくもないんだけど、せっかくここまで追いかけてきたので、ここはもう見届けるのもまた一興かなと。

 

 

フェーズ3の集大成である「アベンジャーズ/エンドゲーム」直前に公開された「キャプテン・マーベル」の続編ということだが、第1作の盟友、モニカ・ランボーの娘、マリア・ランボーとミズ・マーベルことカマラ・カーンとタッグを組むといういわゆるチームもの。

 

いわばブリー・ラーソン扮するキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースはそのチームのまさにキャプテンといった趣きで、その三者三様のキャラクターの描き分け、化学反応がこの作品のポイント。

 

 

ヴィランのダー・ベンというクリー人のいわばヴィランたる経緯のシーンも最小限に抑え、なおかつヒーロー3人の集結する経緯もまさにサクサクっと描いていて、105分というMCU映画最短の尺でよくも悪くも軽妙な作品だったように思う。

 

 

ただこれ、コロナ過の間にディズニープラスで展開された配信ドラマの「ワンダヴィジョン」と「Ms.マーベル」を観ていないと全く話についていけない作りで、この辺りもアメリカ本国では興行成績にかなり響いているんじゃなかろうか。

 

 

3人のチームということでキャプテン・マーベルだけでなく、その盟友マリア・ランボーの娘であるモニカ・ランボーとの関係、加えてミズ・マーベルことカマラ・カーンが家族ごと戦禍に巻き込まれる経緯だとか、その他にもあれこれ描く余地はあったんだろうけど、その人間ドラマ的なシーンはまさに最小限に抑えられ、それどころかヴィランとの敵対関係とその経緯もシンプルに描かれていたので、そういう意味ではかなり物足りなさもあったのは事実。

 

加えてアクションシーンも序盤でいきなり「入れ替わり」でビジュアル的には賑やかに始まったんだけど、その説明も最小限だったし、中盤からクライマックスに至るまで、どこかあっさりしているというかぶっちゃけ淡白過ぎたような気もする。

 

 

まあとにかく全体的にはよくも悪くも「軽さ」で押し通した印象で、これは恐らくフェーズ4以降の「マーベル疲れ」に作り手があれこれ忖度した結果なんだと思う。

 

 

監督のニア・ダコスタという人は30代前半という若さで、しかも黒人の女性の監督ということでよくも悪くもいろいろといわれているようだけど、その監督作を全く観たことがないニュートラルな視点で観た限りでは、強烈な個性は見いだせないけど、MCUの制約の中でかなり卒のない確かな仕事をしているようにも思った。

 

 

途中でミュージカルが混じったりするのはいささか困惑したけど、それでもこのタイトな物語の中にあって、キャロル・ダンヴァースの弱さだとか、モニカ・ランボーとの微妙なすれ違い、それこそ配信ドラマにおけるカマラ・カーンのキャプテン・マーベルに対する憧れがこの作品を通してその愛くるしさとも相まってヒーローとしての責任感を持つに至る経緯だとかね、短い尺の中にあって、観る前に思ってた以上に人間ドラマの部分もしっかりと描かれていた。

 

全体的には決して悪くないと思ったので、全然ヒットしていないことを思うとマーベル疲れを差し引いてもやはり気の毒な作品になってしまった。

 

 

という訳で素人ながらMCUの今後に対する不安が拭えないというか、新たなヒーローの登場だとかそれこそ若返りが示唆されている「アベンジャーズ」の新作はどうなるんだろうかだとか、勝手に余計な心配もしたりして。

 

 

まあでも何とか再度盛り上げてもらいたいな。

 

 

さて...いま日本では「ゴジラ-1.0」なる作品が大ヒットしているとか、していないとか...

 

 

やはり観に行こうか...いやいや...