ゴールデンウィーク...ですね。
実は私は一昨日からお休み...しかも今年はガッツリ5月7日までの長いお休みを頂いた。
昨年末に「仕事」に大きな区切りが付いたこともあって、少しはその「自由」を謳歌...とまではいかないまでも、どこか肩の荷も下りたしね、今年1年くらいはとりあえずやりたいようにやろうという、それも含めて今年の最初の大型連休はたっぷりと。
とはいうもののどこかに出掛ける訳でもないし、それこそ6月末に向けてまた「挑戦」しなきゃだしね、決してダラダラと過ごす訳にはいかないので、リラックスしてばかりもいられない。
まあでも昨日、今日くらいまではね...少し色々「消化」しつつ少しだけ、ダラダラ。
という訳で昨日ようやく「ルーク・ケイジ」シーズン2を観終わったのでその話を少しだけ。
ただ今回はなかなか観られずに少しずつ時間をかけて観てきたので、記憶もぶつ切りだし何だか充分楽しめなかったというのが本音。
連ドラは毎週決まった時間に観ることは別にしても、一定の時間を取ってある程度まとめていわゆるイッキ観をした方がいいのかもね。
それはともかくNetflix版MCUドラマ「ルーク・ケイジ」シーズン2。
「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン1のサブキャラとして出てきたルーク・ケイジだったが、シーズン1でハーレムを守る戦いと出自に葛藤するお話が丁寧に描かれてそれはそれでひと区切りついていたんだけど、クロスオーバー「ザ・ディフェンダーズ」を経ていざシーズン2に突入したらどこか「ネタ切れ」感があって、何となくのらりくらりとした展開だったのでそういう意味でもなかなか乗り切れずに1話1話ぶつ切りで観るのにもダラダラと時間がかかってしまってたんだけど、ここ2、3日で残り半分をイッキに観てみると、若干強引ではあったけれど無事着地したように思う。
シーズン1でメインヴィランだったマハーシャラ・アリが扮したコットンマウスことコーネル・ストークスとの戦いを経て、今回はそのいとこで議員だったマライア・ディラードが対立軸のメイン。
そのマライアには娘がいてその母娘の複雑な関係が描かれたり、クラブ「ハーレム・パラダイス」の過去の因縁に絡んで新たなジャマイカ人ヴィランが出てきたり、シーズン1から引き続きヴィランの「右腕」的存在であるシェードことエルナン・アルバレスとの絡みもさらに複雑になっていくんだけど、そのヴィランたちの複雑な関係性がより丁寧に描かれている分、ルーク・ケイジの戦いとその意味がよりぼかされてしまったような気もする。
ルークの新たな恋と別れなども描かれたり、それこそ「ザ・ディフェンダーズ」で右腕を失った「相棒」のミスティ・ナイトのその後と警察署内での人間関係も更に深化していったので全体的には飽きさせない作りではあったんだけど、ルーク・ケイジのヒーローものとしての話となるとどうしてもマンネリ感が拭えず、それがのらりくらりに感じられてしまった要素だったのかも知れない。
それでもね、ハーレムを守る戦いとしてはシーズン1同様に楽しかったしね、細かいクロスオーバーの楽しさも含めてMCUドラマとしてのこれまでの水準は充分保たれていたと思う。
ただねえ、ラストのあの無理やり終わらせる感のある着地はやはり強引だったような...ま、いっか。
という訳でその強引なラストもあってか「ルーク・ケイジ」のお話はシーズン2をもって終了ということのようだ。
ふたつのシーズンを通して描かれたお話は基本的にハーレムにおけるマフィアの闘争で荒んだ黒人社会をルーク・ケイジが「おそうじ」することだったんだけど、その独特の黒人文化におけるヒーローものということで少し異色ではあったけれどどこか新鮮で楽しかった。
あとはシーズン1同様にシモーヌ(シモーネ?)・ミシックという女優さんの扮するミスティ・ナイト刑事がとても魅力的だったように思う。
警察署内で孤立しがちな不器用な熱血漢ぶりだとか、それこそ右腕を失った自分自身と闘う姿だとかね、黒人女性ならではの「差別」と闘うことも含めてとても丁寧に描かれていた。
コミックではその失った右腕にアイアンマンことトニー・スタークの会社、スターク・インダストリーが義手を提供するという設定なんだそうだが、この「ルーク・ケイジ」シーズン2では「アイアン・フィスト」の主人公ダニー・ランドから提供されるという設定になっていた。
ダニー・ランドは富豪だからね、MCUの様々な大人の事情を見事にかいくぐったことも含めて、うまいことやったなと。
さて次はその「アイアン・フィスト」シーズン2も含めてNetflix版MCUドラマはあといくつか残っているんだけど、しばらくお預け、かな?
もう2、3日映画や日本のテレビドラマを観て、あとは...頑張らなきゃ、ね。