日曜日。

 

何か戻り梅雨のような天気が続いて、暑くなったり涼しくなったり、身体がおかしくなっちゃう。

 

てか、梅雨、明けてなかっただろ。

 

気象庁、正直に言っちゃいなよ。

 

 

巷は三連休らしい...でも私は昨日は仕事、明日も仕事...という訳でいつもの貴重な日曜日。

 

 

今日は少し趣を変えて、テレビドラマを。

 

とはいってもね、昨年少しだけ話題になった映画の古いテレビドラマ版。

 

 

思いがけずAmazonプライムのシネフィルWOWOWプラスで突如配信され始めた「デューン/砂の惑星」を。

 

 

2000年に全3話のミニシリーズとして製作されたものなんだけど、これはもうね、ずーっと前から気になって、気になってしょうがなかった作品。

 

そりゃあね、あのデイヴィッド・リンチの「砂の惑星」に毒され、もとい影響されてしまった身としては、それはもう気になるよね。

 

 

まあでも、長い間観る機会もなく、ていうかさほど話題にもなっていなかったんだけどね、フランク・ハーバートの”DUNE”というだけで観ない訳にはいかない。

 

 

まずはシーズン1の3話を。

 

最初の第1話は配信されてすぐ観てて、今日は残りの2話をイッキに。

 

全部で5時間弱...今日も3時間強...少し疲れた。

 

 

ええとですね、2000年のテレビドラマとは言えだよ...このいろんな意味でゆるゆるな作りは何なんだ???

 

 

CGがしょぼすぎて、ていうかCGの映像だけなぜか解像度が駄々下がりするこの違和感、加えていわゆる特撮の安っぽさ、オプティカル合成のしょぼさ、プロダクション・デザインのダサさ、衣装のダサさ...この近年まれに見る私の持て余し感をどう表現すればいいんだろうか。

 

意外だったのは撮影監督がヴィットリオ・ストラーロというね。

 

実際この作品は彼独特のいわゆる2.00:1の“Univisium”で撮影されていたということだが、テレビでの放送も発売されたメディアもいわゆる16:9だったんだけど、ストラーロがこれをどんな気持ちで撮っていたんだろうかと、そっちの方が気になっちゃったよ。

 

 

物語そのものは恐らく原作により忠実なのか、これまでの映画2作品にはない丁寧さもあったと思うけど、それにしてもこの諸々のゆるゆる感に生気を吸い取られてしまった。

 

 

1984年のリンチ版、そして昨年のヴィルヌーヴ版、そのどちらとも似ても似つかない、ある種「トンデモ」な作品であった。

 

まあそれでも、物語そのものは身体に染みついているので、決して嫌いにはなれない、そんな妙な、どこか癖になりそうな「珍品」として捉えればいいのかな。

 

 

あと余談、リンチ版にはいわゆる長尺版があるんだけど、そのバージョンは今はスコープサイズのものがどうやら観られないということもあって、そういう意味でどうも二の足を踏んでしまっていていまだに観たことがないんだけど、今日のテレビドラマ版を観てみて、テレビサイズでもいいから観てみようかなという興味が湧いている。

 

加えてやはり昨年の途中で終わってしまったヴィルヌーヴ版の続編、パート2に俄然期待してしまう。

 

 

更にはこのテレビドラマ版、これまで映画では描かれていない「第2章」を綴った続編、ていうかシーズン2という扱いなのかな? 2003年に作られた「デューン/砂の惑星Ⅱ」があって、これを観るべきかどうか逡巡している。

 

何せね、ヴィルヌーヴはその「第2章」にあたる部分をパート3として撮ろうとしているらしいからね。

 

 

にしても...今日のテレビドラマ版...うぅぅ。

 

 

心の整理が...