土曜日。

 

お休みを頂いたので、もうこうなったら引き続きMCUにのめり込むことにした。

 

応募完了の反動でもう映画漬け...ていうか今更だけどMCU入門。

 

取り急ぎ、ダダダーっと「フェーズ1」を完遂したんだけど、最後の「アベンジャーズ」のそのお祭り騒ぎというか、よくも悪くもそのハリウッドの力技、大胆さの中にも卒なく織り込まれた繊細さも含めて、充分に堪能しておなかいっぱいではあるんだけど、これがまだまだ序の口ということでね、もうさっそく「フェーズ2」に突入したという訳だ。

 

 

「フェーズ1」では4人の主人公のそのそれぞれの「ビギニング」を丁寧に描き分けていて「アベンジャーズ」に昇華させていたんだけど、その中でも「アイアンマン」だけは既に第2章までが語られていて、今日観た「アイアンマン3」は実はもう完結編にあたるのだそうだ。

 

「アベンジャーズ」の翌年、2013年の作品で監督は全2作のジョン・ファヴローからシェーン・ブラックという人に変わっているが、そのジョン・ファブローは引き続き「用心棒」のハッピー・ホーガン役として出演していた。

 

余談だがこのジョン・ファブローという人、あの「マンダロリアン」にも深くかかわっているそうで、なるほどかなりの才人らしい。

 

「アベンジャーズ」ではチャラいお調子者の側面ばかりが強調されていたように思うが、最初の第1作、続く第2作共々、そのチャラさだけではない丁寧な人物描写が抜かりないその作り込み具合に感心したんだけど、今回の「完結編」でもそれは踏襲されていて、しかも「アベンジャーズ」で患ってしまったPTSDも加えて描かれていて、もうね、ただのゴリ押しアクション大作ではない、なるほどこういうあたりがヒットが長続きしている要因なんだろうなと、終始感心しながら、かつ娯楽大作としても充分に楽しめたように思う。

 

 

今回は大統領と副大統領の覇権争いだとか、スタークに対する過去の恨みを抱いた男の科学の暴走による更なる「ヴィラン」っぷり、そのキャラに多分に含まれる現代への警鐘もテーマとして表現されていたりして、更にシリーズとして深化していたように思う。

 

加えてトニー・スタークのキャラクターにこれまでにない「試練」が加わり、成長譚としても完結編としてもホント、肌理細やかな作り...マーベル、やるなと。

 

 

しかも今回は「フェーズ2」の第1弾でもあるんだけど、これまでの「アベンジャーズ」感はほとんどそぎ落として、ひたすらトニー・スタークの「葛藤」に絞り込んで、まさに「アイアンマン」シリーズとしての物語になっていて、そのあたりは潔いというか、勇気があるというか、せっかくメガヒットした「アベンジャーズ」を引きずらないんだなと、そこにも感心した。

 

 

興行収入に関しては第1作、第2作の軒並み3億ドルオーバーの大ヒットと「アベンジャーズ」の6億ドルメガヒットを受けてか、今回の第3弾でその勢いを駆ってシリーズ最大の4億ドルオーバーという大成功を収めている。

 

もうMCUが完全に軌道に乗って、あとはイケイケだったんだろうことは想像に難くない。

 

当時私の「アンテナ」がポンコツだったことを改めて後悔する。

 

 

 

「ソー」や「キャプテン・アメリカ」はこれから第2章が描かれるんだけど、ひと足お先に「アイアンマン」だけは完結...それでもトニー・スタークは戻ってくる、そういう「つづく」楽しみもしっかりと担保されているようで、ああ、もう駄目だ、止まらんじゃないか、MCU!

 

 

ただですね、次は「ソー」の第2作が控えているんだけど、いろいろネットで調べてみると、何と「エージェント・オブ・シールド」というスピンオフテレビドラマがあって、その「シーズン1」の第6話までを観てから「ソー」の第2弾を観るのがよりベターな楽しみ方であることが判明した。

 

 

いやいやテレビドラマまで観てたら、ホント、終わらないぞ...

 

 

でも観てみたいという欲望には抗えない...とりあえず第1話を観てみて、それから先は考えよう。

 

ああ「マンダロリアン」も観たいし、相変わらずHDDはパンパンだし...今更こんないい歳して私は何をやってるんだ?

 

 

まあいいか...反動だよ、反動。

 

たまには欲望に素直に身を任せてみるか、な?