日曜日。
冬らしくない暖かい日が続き、花粉も一気に飛散したような気がするけど、今日は雨がシトシト、少し冷たい空気。
それでもホント、今年の暖冬っぷりには心身ともに困惑しているというか、暖かいから体に負担がかかっていないという実感もなく、新型コロナウイルスに四苦八苦していることも含めて、いろんな不安がのしかかっているような...何ともこればかりは、ね。
という訳で改めて日曜日ということで、ウチで映画を。
久し振りにドキュメンタリー映画をチョイス。
昨年劇場公開された「アポロ11」を。
ホントはね、観に行きたかったんだけど、どうしても都合がつかず...でもすぐにAmazonプライムビデオでも観られるということで、観よう観ようと思っていて、ようやく今日観ることができた。
それでも実はまだ観ていないのにすでに「円盤」は注文済み...今日観てキャンセルするならすればいいし。
何せね、このジャンルの映画が大好物なもんで、返す返すも劇場公開を見逃した後悔が...まあそんなことはともかく、満を持して観てみた。
まず何が凄いって、70㎜フィルムで撮っていて50年間埋もれていたアーカイブ・フッテージから、ドキュメンタリーとして再構築する、まさによだれモノで、もう何度も語り継がれてきた「伝説」の物語をその圧倒的に高精細な映像で見られる、それだけでももう満足。
実際にウチの小さなテレビで、しかも2Kであってもその緻密な70㎜の恩恵は明らかで、そのノイズレスの映像に映し出されるアポロ11号の雄姿は50年前のものとは思えないほどピッカピカで新鮮だ。
加えて「ファースト・マン」にすっかり心酔してしまったことも含めて、その物語のまさに「ホンモノ」の映像、事実を目撃するというこれ以上にない「リアリティ」に触れられることで、より一層この偉業を「体感」できたように思う。
「ライト・スタッフ」、「アポロ13」、“Gravity”、”Hidden Figures”、そして「ファースト・マン」...私の大好物の中にあってある種集大成とでも言いたいようなドキュメンタリー「アポロ11」、少し遅きに失したけれど、ようやく観られた。
1時間半ほどのタイトな作品だけど、多くの「お宝映像」から選ばれた珠玉の映像の連なり...もっと長くてもよかったんだけどね。
デジタル撮影がすっかりメジャーになった映画界であるが、昔のフィルム撮影、それこそ70㎜フィルムのそのアナログならではの緻密さ、素晴らしさは決して色あせないし、今だからこそ「復元」する価値がある。
ウチもなるべく早くその恩恵を預かれるように4K環境を整えたいんだけどね、こればかりはなかなか...
話は変わるが今年のアカデミー賞、これまで最も保守的だと思われていた賞を韓国映画が席巻...イッキにそのくびきから解放され、映画業界全体が新たなフェーズに突入した。
配信も含めて、アカデミー賞そのものが、不遜を承知であえて言うと決して雲の上の出来事ではなくなったのかも知れない。
にしてもさ、受賞する前に劇場に行っとけばよかった...いやさ、これもずーっと観ようと思ってたんだけどね、もうホント、映画に失礼な私...“1917”と合わせて、これは絶対に観に行く案件「パラサイト」。
映画、テレビドラマ...永遠に私を喜ばせる、いや悩ませる...
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