日曜日。
寝坊しました...が、にち10はお休み。
さて、今日も映画。
思えば昨年11月末締め切りの「コンクール」の影響で、ていうか年がら年中そうなんだけど、レコーダーのHDDが常にパンパンで、それを「消化」するために生きているという、何とも本末転倒な年月を長い間無駄に過ごしている、私。
ここで感想をしたためる映画はもとより、ありとあらゆる番組を録画しまくり...まあある意味これは「中毒」なんだけど...観ては消し、消しては録画、また観て、消して...
同じく昨年の10月末、Amazonプライムビデオをウチのテレビで堪能できるFire TV Stickを手に入れ、映画鑑賞が劇的に変化することを期待したのも束の間...先述のコンクールを引きずり、はたまたそのプライムビデオのコンテンツのあまりにも貧弱なラインナップにガッカリし、結局録画したものをせっせと「消化」する日々が今日の今日まで続いていた。
それでもね、過去の人気シリーズ、例えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」やら最近加わった007やら、まあとにかく貧弱とはいえタダで観られるコンテンツは魅力的でね、何度も観た作品を「細切れ」ながら大量に「消化」していたのも事実。
でも、ようやくHDDの空き容量にもゆとりができ、しかも少しずつ充実し始めてきたAmazonプライムビデオ...新たなるストリーミングの世界に、いざ挑戦。
そのきっかけとなったのが、その新たに加わった作品の中に、私が長い間気になっていたアメリカ映画群の1本を発見したことで...
それが「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第1弾「アイアンマン」。
まあね、ここ数年はこの類のいわゆる大作系は食傷気味ではあったのだけど、こんなに盛り上がっているとどうしても気になってしまって...とはいうものの、お金を払ってまでもというのもあって、なおかつテレビ放送はせいぜい地上波でしかない模様...という長い間お預け状態で、ちまちまと古い映画を録画して観ては消し、観ては消し...
スイマセン、前置きが長くなっていますが、もう少しだけ。
本来は興行的に成功したとは言い難いアン・リーの「ハルク」を押さえてから「アイアンマン」というのがよかったのかも知れないが、ま、それはまた。
この2008年の「アイアンマン」を皮切りに、毎年のように作られている作品群の主人公が「アベンジャーズ」という作品で結集していて、アメリカ本国でかなり盛り上がっているのでね、ようやくその「お祭り」に参加して観ようかということで、今日その第1弾「アイアンマン」を今更ながら鑑賞したというのが、今日の本題...スイマセン。
予備知識をあまり入れずに観てみると...コミックの荒唐無稽さの中にキャラクターの葛藤が丁寧に描かれていて、なかなかの力作。
主人公トニー・スタークの破天荒なキャラ紹介を含めて、冒頭の畳みかけるようなタイトな編集でグイグイ見せたかと思うと、あとは本題にドドドッと入って、ラストまで一気になだれ込む...
やりますな、マーベル。
「スパイダーマン」は知っていたけれど、この「アイアンマン」を今日初めて観てみて、なるほど、なんだかんだ言ってアメリカ、ハリウッド、ちゃんとやってますな、と。
最近はそれこそ「スター・ウォーズ」や“007”の最新作くらいしか追っていなかったけれど、クリストファー・ノーランが「ダークナイト」三部作で見せたような、キャラクターの葛藤と荒唐無稽なアメコミの世界の融合という最近のアメリカのトレンドは、なかなか捨てたもんじゃないですね。
次作はアン・リーの「ハルク」が失敗したのを受けて再度リブートされた「インクレディブル・ハルク」らしいが、奇しくも昨日BSプレミアムで「アイアンマン2」が放送されるというね...もちろん録画したけど、どうもね、見えない大人の事情に巻き込まれているような気がする...
だってさ、先日のこれもBSプレミアムで録画したものを観た「バベットの晩餐会」だってさ、来月、恵比寿ガーデンシネマで「デジタルリマスター版」が上映されるっていうじゃない...
しかも、恵比寿ガーデンシネマ、何と私が通っているユナイテッドシネマとしまえんと同系列で、私今、ポイントたまってて1本無料で観られるという誘惑のおまけつき...
ていうかさ、マーベルとは別のDCコミックスのこれまた「バットマンvsスーパーマン」も始まっちゃってね、これを観るのに充てるべきか...
前作「マン・オブ・スティール」と同様ノーランの息がかかっていて、それだけでもテンション上がるし、しかもマーベルに対抗してこちらは「DCエクステンディッド・ユニバース」と称する作品群がラインナップされているらしく...アメリカ、ハリウッド、どん欲だねえ。
どうもね、ここのところ古い映画で「勉強」という傾向が続きすぎたせいか、この類の映画を観て、子供に帰りたかったのかな。
いやいやでもさ、子供に帰るどころか今日の「アイアンマン」...とてもよくできた逸品でしたよ。
ロバート・ダウニー・Jr 、やるな、と。
グウィネス・パルトローは「恋におちたシェイクスピア」だけじゃなかったのね、と。
マーベル、DCコミック...どこかでバカにしていたけど、今日それが間違いだと気づいた。
もちろん古い名作を観て「勉強」することも欠かさずという前提だけど、時折この類の映画もつまみ食いしつつ、私は前に進むのであります。
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