お盆休みが終わって、気持ちがず~んと沈んでいたら、もう日曜日~♪
ここ2、3日は天気が思わしくないが、同時に秋の空気がイッキに流れ込んできていて、ヒンヤリ、涼しく、心地いい。
それにしても、私は、どこへ向かって行こうとしているんだろうか...
気がつくともうこんな歳、東京に出て来て20年、私の中ではその20年、全く変化がない、時がずっと止まったままのような気がする。
...それでも、私は、映画を観ずにはいられない、ドラマを観ずにはいられない。
今日観たのは松山善三監督、その奥さんである高峰秀子、小林桂樹出演の昭和36年の作品「名もなく貧しく美しく」。
BSプレミアムで4月から放送されている「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」のうちの1本で、放送は5月15日。
他にもまだ観ていない映画たちがHDDやらBD-REに、たんまり...
...きりがないのは分かっている。
書かなきゃいけないのは分かっている。
...でも、観る。
観ないでおくよりは、観る方がいい。
ただ、今日のこの「名もなく貧しく美しく」は、最近観ている。
先ほど調べてみると4年前、BS-hiの放送で観ていた。
...4年も前か。
何だろうね、10年も、4年も、2年も、1年も、あまり変わらないような...
まあそんなことはいい。
感想を...と思ったが、その4年前にこのブログに書いた拙文を読んでみると、書き加えることも特にないというか、私が成長していないというのもあって、今日もその4年前と似た気持ちw。
というわけで、その当時の感想は、一応 → これ 、です。
あ、誰も読まんか。
という訳で、今日も、私は、ウルウルしながら、この聾唖の夫婦の物語を身体にしみ込ませました。
私も含めて、現代の日本人が忘れた数多くの日本人のアイデンティティ、とでもいうようなものが、この映画にはギュッと詰まっています。
アンハッピーエンドは、余韻をよく噛みしめると、結局ある意味ハッピーな気持ちというか、人のあり方、人としての生き方を思うとき、必ずプラスになると思います。
私、今、久し振りに、ちょっと、いい気持ち、です。