雨...

休み。

ウチでまったり。

電話。

コーヒー。

 

...そして、映画。

先日せっかく買ったDVD、いつ観られるかと思っていたら、いきなり今日その機会を得たという訳だ。

 

第21作「カジノ・ロワイヤル」でダニエル・クレイグをジェームズ・ボンドに迎えた007シリーズだが、最新作“BOND 23”はMGMの負債問題でその製作が頓挫していたらしい。

まあでも今年の夏にようやくクランクインするようで、しかも監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデスというから、今からとても楽しみだ。

 

で、今日は先日買った“BOND 22”、いや「007/慰めの報酬」である。

MGMが絡む権利問題はいまだ複雑で、前作「カジノ・ロワイヤル」と違って、今回のDVDの販売元はなぜか20世紀フォックス。

だからDVDそのものもパッケージもあまり統一感がないw。

ただ、上映時間が2時間25分から1時間47分へとイッキに38分も短縮された恩恵もあって、画質が格段にいいし、なにせdts音声もバッチリ収録されている。

 

この作品は劇場で観ているしここでも感想をアップした(http://ameblo.jp/ethan-thx-hunt/entry-10219511312.html )ので特に記すことはないのだが、今まで作られた007シリーズの中でも、かなり異質だ。

「カジノ・ロワイヤル」でも、いい意味でシリーズの陥ったマンネリを打破し、新たなボンド像を描くことに成功していると思うが、今回の「慰めの報酬」はバラエティに富んだアクションシーンを手持ちカメラによる撮影とカット割の多さで表現され、たっぷり盛り込んでいるのが特徴。

マーク・フォースター監督の演出による、その独特な忙しい画面のアクションばかりが続くので、全体的にとてもタイトにまとまりすぎているという印象は劇場で観た時と同じ。

尺が短い分、キャラクター描写は極力抑えられていたようで、その分悪い意味で息つく暇がないという感じで、そのあたりは好き嫌いが分かれそうだ。

でもその押さえられた中でも、ボンドの愛する人をなくしたことによる復讐の心理を巧みに取り入れ、シンプルにまとめているようにも思う。

 

シリーズ初の前作の「続編」という形を取った意欲は好感が持てるし、物語としてもちゃんとつながっていたように思う。

しかも“BOND 23”につながる謎も卒なく残されているので、サム・メンデスに是非がんばってもらいたい。

 

さて...今日の残りの時間は「刑事コロンボ」でも観るかな?