先々月、NHKのBS2で録画していた映画「フェイス/オフ」を見た。
1997年の作品で原題は“FACE / OFF”、監督はジョン・ウー。
出演はジョン・トラボルタとニコラス・ケイジ、ジョーン・アレン、ジーナ・ガーションなど。

なんといってもジョン・トラボルタとニコラス・ケイジ...二人とも濃いw。
共に善と悪を演じる。
役者としてやりがいがあっただろうことは想像に難くない。
どちらも「はまり役」だと思う。

ジョン・ウー作品を見たのは“M:I-2”に続き2作目。
「二挺拳銃」、「鳩」、そして「スローモーション」...
コテコテだが、スタイルとしては面白い。

顔を取り替えた二人...善と悪の対決。
これほど突飛なアイデアで、力技で畳み掛けるストーリーも珍しい。
全編枷だらけ...それは物語を構成する上でとてもうまく機能している。
ただし、何だかごり押しだらけ...ついつい突っ込みたくなる。
でもエンターテイメントとしてはありかなw。

ただ、家族をしっかり描いていたり、人の人としてのアイデンティティにも眼を向けていたりして、決して単純な娯楽作ではないというところに好感が持てる。

まあでも基本的には、エンターテイメント。
たまにはこういうアクション娯楽大作を肩の力を抜いてみるのもいい。