夫の誕生日ってことで、夫のリクエストで割烹のお弁当を注文しました。

義母の分も注文して、夕方お届けに。

デザートに、私の作った白玉ぜんざいも付けました。

 

義母 「あの子の誕生日だから、私もお祝いしなくちゃって思ってたところなのよー。白玉だんご?これはあなたが作ったの?」

私 「はい。小豆から煮ましたので、是非。手作りなので早めに食べてくださいね」

義母 「ありがとう。お弁当の前に食べてもいい?」

私 「えぇどうぞ」

 

いたく喜ばれて私、帰宅。

お弁当食べる前にシャワーして、さー、お弁当食べましょうとテーブルに並べたところで義母から電話。嫌な予感。

 

 

「あんたぁ、大変よぉ!私、カーペットに引っかかって転んじゃったの。起き上がれないのよ。すぐに来てーっ!」

 

 

またかー。

 

足腰の悪い義母は転んだら自分で立ち上がれません。時々こういう電話がかかってきます。

 

今日は日曜日。夫は午前中仕事で午後から在宅。

 

私 「お義母さんが転んだからすぐに来てって。私ひとりじゃ持ち上がらないし、男手が必要だから一緒に来て」

 

というと嫌そうな顔をして

 

夫 「休日出勤で疲れてるんだけど。笑点終わったら考えるわ」

 

って、横になったまま動こうともしません。

 

 

自分の親だろうがっムカムカムカムカムカムカ

 

 

義母もなんで夫に連絡しない!?休日だから家にいるの知ってるでしょっ。

 

 

ムカムカしながら、それでも激しい雨の中、再び義母宅へ。

義母、足を前に投げ出して、クマのぬいぐるみみたいにカーペットの上に座っていました。

 

 

私の他に、義母の知り合いの老人ホーム男性職員さんも助けに呼ばれていました。

 

まず、職員さんが義母の巨体をぎゅっと持ち上げます。少しお尻が浮いたところに、私が低い踏み台を差し入れて義母を座らせます。

次にもう少し高めの台を同じように差し入れます。

そして次は同じように体を持ち上げて歩行器につかまらせて立たせ、あとは自分の力で移動、

 

という三段階方式でいつも義母が座ってる椅子に戻ることができました。

 

 

…って、さらっと書いてますが、実際はものすごーーーく!大変なのですよ。

義母、膝を曲げられないから、膝のばねで上半身を持ち上げる動作は不可能。100キロ近くある義母の重みはダイレクトにのしかかってきます。おまけに所狭しと物が置いてある狭い場所。ここに私と職員さんが入って義母を定位置に戻すのは毎度のことながら至難の業!今回は職員さんが上手に義母を抱っこしてくれたお陰で前回ほど時間はかからなかったとはいえ、全身汗だくになりました。

 

 

義母 「台所に食べた容器を持って行って、戻ってくるときにカーペットに足を引っかけたの。カーペットを外そうにも畳はもうバタバタだし。いつも注意してるんだけどねぇ…あ。そうそう、ほら!あなたよ!さっき、白玉ぜんざいを手作りしたから是非食べろだの、早く食べろだの急き立てたでしょ。だから私も急いで食べて、焦って片付けしたから転んだのよ

 

私 「え、私のせいですか?」

 

義母 「んまぁ、そういうわけでもないんだけどねー。あ、このカーペットも冬物剥がして夏物に替えたいから、明日でもお願いね」

 

 

ぬぬぬぬぬ…ケチつけられるならわざわざ作って持っていかなきゃ良かったよ

 

 

イライラしながら帰宅。

 

 

夫 「ねねね、転んでるとこ撮った?インスタにあげたいんだけど。え、写真ないの?なんでー?」

 

 

そんなに撮りたいんなら来いや!てか、自分が率先して助けろや!ムカムカムカムカムカムカ

 

 

 

私がフルタイムでがっつり会社員してたら離婚だ!って騒いでましたわ。

家族経営のしんどいのは、こういうところなのです。