最近、「食い尽くし系」って言葉をネットでちょいちょい聞くようになりましたが、うちの夫がまさしくそれでした。

 

結婚当初、2人一緒の皿でおかずを出してた時は、私が食卓につく前にお皿が空っぽ、なんてことしょっちゅう。量が少ないのかな?と思って多め多めに作るんだけど、全然ダメ。あったらあっただけ食べていきます。

 

夫に指摘したら我に返って謝ります。酷い時には咀嚼中のものをベッと皿に出して「ゴメン、返す。食べて」。本人は真剣な顔して言うものの、そんな汚いもの出されて喜ぶわけありません。逆に「私に食べさしどころか、一回口に入れたものを食べるっていうの!?」と腹が立ってしょうがありませんでした。

 

 

毎回反省はするものの、一向に直る気配はなし。本人曰く、目の前に出されると無意識に全部食べてしまうんだとか。料理だけじゃなく、りんご、いちご、梨といった果物もそう。私は一口食べてる横で、すごい勢いで食べ尽くしてます。一度、いちごの時だったか、私も負けじとハイスピードで食べてたら「なんでそんな急いで食べるの」って不機嫌そうな顔で聞いてきました。そのセリフ、まんま返します。

そして「最近太ってきたんだけど、夕飯の量多くない?もう少し少なくして」ですと。そりゃあ勝手に人の分まで食べれば太るでしょうね。

 

 

この食べ尽くし、独身時代はどうだったかというと、夫の実家は祖父母と同居で大人数だったので、料理は大皿でドン!と大量に置くタイプ(初めて夕飯お呼ばれした時その豪快な盛りにびっくりした)。そして夫が食卓に座ると、祖母か母か妹の女性陣が夫の分をそそくさと取り分けてくれ、夫はそれを食べるだけ。おかわりが欲しければ、ちゃんと彼女らがおかわりを大皿から取り分けてくれる。当然、大皿全て平らげることは量的にも無理だし、お目付け役が何人もいるので、直接箸をつけることはできなかったのです。

 

それが結婚して2人暮らしになり、大皿と言っても大した量じゃなくなり、自分の分を取り分けてくれる人も居なくなったため(私そんな甲斐甲斐しいことしないので)、「取り分ける」という作業を忘れて直接大皿に手をつけてしまい、結果、食い尽くし系へと変貌を遂げました。

 

 

現在は、銘々のお皿に取り分けて出すことで、事なきを得ています。皿が増えるけど、私はゆっくり夕飯を食べられるようになりました。

駄菓子に関しては相変わらず食い尽くしてます。袋せんべいとか、徳用チョコとか、お菓子箱に入れておくと一夜にして空になります。以前はお昼に、お弁当と一緒に徳用チョコ一袋持参し、その日のうちに食べ尽くしていたんですが、さすがに最近体調面を気にするようになり、「もうチョコ入れないで」と言い出しました。代わりにコンニャクゼリーを数個持って行くことで、とりあえず満足しているようです。

 

 

 

1年振り。

余った冷凍ご飯でオムライス。

夫も息子もケチャップご飯があまり好きじゃないから作らないのだけど、私が急に食べたくなったので。

食べたいものを夕飯に。作る人の特権です。