キッチンの電球が切れたので、新しいのと取り替えました
LED電球って重いのね。めったに切れることがないもんだから、その重さに初めて気づきました。
これ割れたら危ないなと思って、エアパッキン(いわゆるプチプチ)にくるんでごみ置き場に持って行くと、清掃員の年配の女性がいました。
「おはようございます。いつもお世話になります。」
と挨拶して仕分けをしようとしていたら、
「わかりますか?」
と声をかけてくれました。
私の住んでいる区は仕分けが細かく、燃えるゴミの他はペットボトル、アルミ缶、アルミ缶以外…と、ごみの分別が9種類もあります。
私が電球以外にもいくつか持っていたので、手伝ってくれようとしたみたいです。
「あ、それね、そのまま何もくるまないで入れて大丈夫ですよ。」
と電球を指さしてその女性は言いました。
話によると、ごみ収集業者の方は入れ物(大きなバケツ)からそのまま車に投げ込むので、かえって何にも入れないほうがいいそうです。
今まで私は、清掃員の方がケガをしたら危ないと思ってビニールに入れたりパッキンでくるんでいましたが、そういうの必要ないんですね。
前にいたマンションは世帯数が少なかったので、管理人さんがバケツの中をチェックしていました。
そういう場合は危ないからくるんでおいた方がいいように思いますよね。やっぱりそれぞれのマンションによりますね。
バケツに投げ込む人もいるだろうから、そうすると電球やグラスなどは割れてしまう気がします。
『ごみの捨て方』って曜日や場所くらいしか聞かないけど、担当の人に会ったら聞いてみると良いかもしれませんね。
ところで、その人の話はそれだけじゃなく、
「マンションのごみ置き場もね、床の素材をもっと水で掃除しやすいものにして、傾斜をつけて水が流れるようにしたら良いんですよね。動線の良し悪しもあるし、建築科の学生さんは一度見学すると良いと思うんです。」
と、いろいろなアイデアを持っていらして、ビジネスできるじゃないですか!と思いました。
「レポートとしてまとめたら売れそうですね。」
と言ったら、
「いえいえ、そんなことは…」
と、自分なんて…という感じでおっしゃってました。
良い知識をお持ちなのにもったいないなあ。
実はこの女性、真夏の猛暑の中、各戸の窓枠を雑巾で拭いていたのです。
それが仕事だと言ってしまえばそれまでなのですが、さぼったところで誰にもわからない(私は窓枠は自分たちで掃除するものだと思っていました)のにきれいにして下さっていたので、家に戻ってペットボトルの麦茶を差し上げました。
向こうはそんなことは覚えていないようでしたが、こういう形でお返しをもらえたような気がしました。
…というか、私の方がきれいにしてもらったお返しだったのに、またお返しもらっちゃった? でもまあ、いい勉強になりました。