以前 「不況で私立人気に陰り」 という記事を書いたのですが、
家計が苦しくなって子供の進路に影響が出ることは珍しくありません。
でも、運命論はさておき、自分で産まれる家庭を選べないので、
進路の選択に差があるのはやっぱりかわいそうです。
そのために奨学金があるのですが、日本では主に大学がメインです。
水曜日の新聞(5/14日経)には、アメリカの公立高校の例が載っていました。
ニューヨーク市立ブロンクス科学高校という、
全米最多の8人というノーベル賞の受賞者を輩出した学校です。
授業料は無料、優秀な教師による質の高い教育が受けられるとのこと。
ボストン経済界の名だたる有志が理事や顧問に名を連ねていて、
年間で約9億円もの学校運営費を支えていると書かれています。
その代わり勉強の量は半端なく、毎日3時間はかかる宿題と、
2週間に1度の小テスト。
また授業中の発表や討論への参加態度も査定されるそうです。
でもさすがだなと思ったのは、学校側のフォローです。
新入生の説明会で、まず最初に 『時間管理術』 を教えてくれるんですって。
こういう発想って、日本の学校には無いんじゃないのかなあ。
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