飲酒でドッカ~ン! | *** 桜の花が咲く頃に ***

*** 桜の花が咲く頃に ***

子育ての答えは1つじゃないんだね。
だから、自分に合う答えを探そう!
「いいからいいから!」
子供に教わった言葉を胸に子育て頑張ってます♪

ブログネタ:ピンチ! その時あなたは・・・ 参加中



「ドーン。ガシャン・・・・・」





((((((((;゚Д゚))))))





一瞬何が起ったのかわからなかった。
そう、私は事故を起こしてしまったのだ。

出勤途中。
細い路地から国道へ右折しようとしていた。

そしたら、その道へ左折しようとしている車が

「お先へどうぞ~♪」

と、手招きをする。

私は左からの車がこないか確認をする。
右はその車が止まって
私を待っていてくれている。

ソロソロっと出た瞬間。

譲ってくれた車の後ろの車が
車線をはみ出し追い越すような形で
私の車へ!!!!!



「ドーン。ガシャン・・・・・」




正面からぶつかる。


ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ



(((( ゚Д゚)))ガクガクブルブル


足元が震えている。





思わず目をつぶる私。

おそるおそる目を開けると




(;゜ロ゜)ハッ





結構、飛ばしていたのか??
その車は煙を出して
エンジンはやられただろう程に
ぐちゃぐちゃだった。


私の車はさほどの被害はなかった。
その後会社に乗っていけたほど
ほとんど外傷はなかった。


その瞬間。
アクセルを踏む足が
震えてどうしようもない。


慌てて我に帰り、ギアをバックに入れ
調度、酒屋があったので
まだ開店前の駐車場へ入れる。



「落ち着け落ち着け。」


そう自分に言い聞かせた。


相手が降りてきた。
黒のマーチに乗っている。
相手は若い男二人だ。


運転していたほうが私に近づいて来る。




いきなり

「示談ですませよう。」






(゜Д゜) ハア??



なんですと?今、示談?示談って言った~?



冷静に
私は答えた。



「いえ、それは困ります。」


「どちらが悪いとかじゃなく示談はいけないでしょ。」



すると


どこからともなく


「ぷ~~~ん」




何やら匂う。

(〟-_・)ン?
酒??酒の匂い?



そう、飲酒運転だったのだ。
きっと朝まで飲んで、
そのまま帰る途中だったのだろう。


だから判断も出来ずに
前方の車が止まっているから
反対車線をはみ出してまで追い越し
私の車へぶつかったのだろう。



「あら?なんで?
どうして警察へ連絡させてくれないの?」
「何か都合の悪いことでもあるのかしら??」
お酒飲んでるでしょ。」
「すごく匂うよ。」




私はそう言った。


すると
逆切れ~?


「だからよ!だから警察呼ぶなっつってんだよ!」



とっても強気だ。




( ̄。 ̄)ホーーォ。
じゃ何かい??
君がなんとかしてくれるというのかい??


そんなわけには行かない。


だけど、私の携帯は男にとられたまま。



私は酒屋にあった公衆電話へ向かう。
男は慌てて、私を追ってくる。
かと思いきや、襟ぐりを捕まれ


殴りかかってきた。

なぐられる!!!!

私はとっさに目をつぶる。




『ピキッ・・・・・・・』




私の何かが切れた。


「殴りたかったら殴れば??」
「私、一応会社員なんですよ。」
「遅刻することを報告しないといけない義務があるの。」
「電話させてもらえます?」





そう言うと、男は携帯を私に渡した。

私から離れた。

携帯から会社へ電話をする。



とりあえず、会社への報告は終わった。



男が再び近づいて来る。
私が警察に
電話しないか見張っている様子だ。



「示談でいいだろうが!」


「俺が全部払うから」


「それでいいだろうが!」


それしか言わない。


どこからどうみても修理代をきっちりはらってくれそうに

見えないし。

飲酒で運転すること事態ありえないでしょ。




そんな都合のいいことが
通用するかってんだよ!!
と内心思いながら。
無言のひと時が流れた。


そうしているうちに
酒屋のおじさんが降りてきて。



「何事ね??」



と、私に尋ねる。


「朝の忙しいときにすみません。お騒がせしてます。」

「事故ちゃったんですけど。」
「相手が飲酒運転で示談にしろって聞かないんです。」
「警察に連絡しようとすると殴ろうとしてくるし。」



と、ヒソヒソと伝える。


おじさんは家の中へと戻る。
再び出てきて、私に


「警察に電話したから。」
「車の№も控えたから。」
「ありゃ、逃げようとしてるぞ。」


そう・・・・・
先ほどから逃げようとしているのは
私にも分かっていた。
だか、ぐちゃぐちゃのフロント部分。
運転出来るわけがない。
エンジンもやられているかのごとく
白い煙があがっているのに。


私は保険屋さんへも連絡した。
すぐに来てくれた。


「朝早い所すみません。」

と、挨拶をし、今までのことを説明する。



と・・・そこに





警察登場!!






男は私を睨む。


( ──―───―・── _____ ─―──・─ )ギロ!




すごい形相になっていた。


フル(・_・ 三・_・)フル フル(・_・ 三・_・)フル


私が呼んだんじゃない!!と言わんばかりに
顔を横に振る。


と、そこにいつのまにか

この男の仲間だろう
なんとも見掛けの悪い男が登場。



な・・・なんと入れ替わろうとしたのだ。
あとから登場した男が運転席へ座る。



運転手はさも、自分のごとくに・・・。

男は歩いて立ち去ろうとする・・・。



保険屋さんが

「バカだね~。あんなことしても逃げられる訳がないのに。」
「ま~見ときなさい。」

そう、私に言う。
見ていた。見物人のごとく見ていた。

警察参上!!
と、その瞬間、運転手が走って逃げた!
そう、警察が来てから走って逃げ出したのだ。

スタコラサッサー(古)
という言葉があてはまるかのような
逃げようでございます。

逃げるならもっと早くに逃げりゃ~いいのに。
そう思いながらも
その逮捕劇??を見ていた。

逃げられる分けもなく。
速攻捕まる男。
お巡りさんに腕を後ろに回され
引っ張られて来る男。

それからがすさまじいわなんやらで
それはそれは大変でした。
お巡りさんにくらいつく!

後から登場した身代わりになろうとした男と
運転手の男ふたりで・・・・。



「あんだこら~~~」
「あんたらは関係ないんだよ!」
「こっちは示談で済ませるよう話はついてんだから」
「用はね~んだよ!帰れ!」
「警察だかなんだかしらんが口だすんじゃね~よ!」




『はいはい。言うことはそれだけかい?』
『どうやら、お酒を飲んでいるようだね。』
『事故の前に、
君の飲酒状態見るからこっちに来て』




男達の必死な?
抵抗にも動じず?あっさり答える。


暴れる男達。



「だから、
飲んでようが飲んでまいが関係ね~てばよ!」




暴れまくる。
殴りかからんばかりの剣幕だ。


「なんだ~?こら?」
「殴るなら殴れよ!公務執行妨害で逮捕するぞ」
「おら~殴れよ。」



と、お巡りさんの1人が男達をあおりまくる。



そうしているうちに、
3人来ていたうちの1人の
お巡りさんが、事故の説明を私に聞いてくる。

私は説明する。

結局、飲酒の検査のため
男はしぶしぶ車の中へ。

出たよ出たよ。お酒の反応が。

お巡りさんが、


「飲んでますわ。」
「朝まで飲んで、
ちょっと醒めたから帰るところだったみたいですよ。」
「それも日南まで。」


日南ってココから1時間以上も
はかかるとこじゃんか!
なんなんだ。こいつらは・・・・。

車に乗ってた、
助手席の男もお酒が入っている。
首が痛いと体の不調を訴え
救急車が到着。
救急車で病院へと搬送。

どうやら、すごいことになってきたぞ~。
と、人事の私。

あ~だこ~だやっているうちに
処理は済みました。

飲酒運転の男は
パトカーに乗り、連れて行かれるらしい。
そりゃ~ね、あれだけのことをしてしまったんだから。


┃電柱┃_ ̄) ジィー・・・・・・



泣いてる・・・




ものすごく号泣してるのだ。


あんなに威勢のよかったあんちゃんが
パトカーの中で泣いていた。




なんなんだ。





なんだよなんだよ!
泣くくらいならはじめから観念せい!!



バックコーラスに

「ドナドナド~ナ~ド~~~ナ~♪」

「子牛をの~せ~て~~。」


って、流れてきそうな勢いで

パトカーにて連行・・・(涙)





保険屋さんが

「あんなちんぴらは後から何かするかもしれないからね。」
「気をつけるんだよ。」
「こっちのほうもうまく処理するから。」


な~~んて言うもんだからさ、怖くて怖くて。
それから一時、生きた心地がしませんでした。
車買い替えようかなとかも考えたし。


でもでも!やっとやっと自分でがんばって買った車だよ~。

手放すなんてできないよ~~!


っと半泣き状態。

悩みに悩んだ末、やっぱり買い替えよう・・・・・
と決意??したまま時はたち。
今だにこの車に乗ってるσ(・・*)アタシ


結局、10:0にはならずに
私は手出しが2万ちょっとありましたが
実際の修理代は20万ほどだったとのこと。

相手の車??
そりゃ~あれだけの衝撃だもの。
廃車だそうです。
それも、友達の車だったらしく。


それからしばらくして
警察から連絡があり
いろいろ聞きたいからとのこと。

1人じゃ心細いので、彼に一緒に行ってもらい
いざ!!出陣!!

悪い事してなくても
警察へ行くのはあまり気分のいいものではないです

気乗りのしないまま到着。

担当の人の元へ。



「どうもすみませんね~。」
「お忙しいところ。」
「ちょ~っと調書が必要なものでね。」


「いや~よかったですよ。」


何が?




「男性と一緒にこられて」



何で?



「ほら。女性とこういった場所でふたりきりだと」
「何かといろいろ噂が立ったり」
「何かしたんじゃないかとか」
「いろいろいわれたりするでしょ。」
「助かりましたよ」



(゜Д゜) ハア??



なんですと??
な・なな・ななな・なんと申しました?


そんなこと心配してたの????


何??
そんなことを君達は言い合ってるの??
お巡りさんたる者が
そ~~んなことを話題にしてもりあがってるとでも??


「女性が事情聴取に来るぞ!」
ワクワク((o(゜▽゜○)(○゜▽゜)o))ドキドキ
「手を出すなよ~!」
「変な事するんじゃないぞ!」


とかってお巡りさん同士で話しているの?


私は

「はははははは・・・・・」
と苦笑した。

って、あなたは!あのときの威勢!

「殴れよ!こら~~~~!」


って言ってたあのお巡りさんじゃんか!



なんなんだ。


それからあれやこれやと聞かれて。
あ~だこ~だ世間話をしながら話がはずむ。

警察の中をこんなにまじまじと見たのは初めてだった。

道路の上に置いてあるカメラ。
あれで写しているであろう映像が
リアルタイムで流れている。
いろんな場所の映像が・・・・・

(σo ̄)ホォホォ
悪いこと出来ないね。
な~んて思いつつ、お巡りさんとの会話は続く。

ね~ね~もういい?
そんなこと今回の事故とは関係ないじゃんよ~!

という会話が永遠と続き
や~~~と!釈放??されました。

そんなに女性がめずらしいんかい!?
ちゅうくらい、なんだかうれしそうなおっさんだったよ。

まあね、仕事を終えれば
ただのおっちゃんだもんね。(ごめんなさい)
o(*^▽^*)oあはっ♪

まあね。
私もいけなかったわけだし。
しかと、反省をし、もう二度とそこの道は通らないことに
しました。

あの男の子は警察ではまったく大人しく
はいはいとお巡りさんの言うことを聞いていたらしい。
嫌がらせなんかするなよ!という言葉にも

「そ・・・そんなことしません。」との返事。

お巡りさんが


「心配ないよ。」
「あんなのチンピラのうちにも入らない」
「ただの坊主だわ。」
「うんうん!(^-^)安心していいよ。」
「何度も違反して捕まってたよ。」
「今度何かやたら、免許取り消しだからあんなに必死に逃げようとしてたんだね。」
「バカだね~。逃げられるわけないのに。」
「ま!こういう奴は一度は捕まっとかないと分からんしね。」
「良かったよ。お姉さんのおかげだね。」
「(*^日^*)゛グワッハッハ」

とのことでございました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



事故の後にあの!お世話になった酒屋へ菓子折りを持参。
深々と頭を下げて来ました。

そこのおばちゃんが
「お姉さん冷静だったね」
「おばちゃんだったら泣いちゃってたよ。」

いやいや。冷静???そんなことはありません。
心臓バクバクでした。

泣きたかったです。ほんとに(´Д⊂グスン


いつ事故が起こるかわからない。
自分が気をつけていても相手からぶつかってくる事もある。



気をつけましょう。