愛とは決して後悔しないこと | 鏡の中のあなたと私

鏡の中のあなたと私

今までの人生を振り返りながら、
鏡の中のあなたと私のこと、つらつらと綴ります。

先週は色々なことがあった。

 

先生の放射線治療(サイバーナイフ)が水曜日からスタートし、私は金曜日で退職した。

 

色々あっての人生だと言うけれど、先生に何かあると精神的ダメージが大きくなる。

 

だからと言って嘆き悲しむことなく、淡々と冷静に…

 

と頭ではわかっているけれど、頭と心の連携が上手くいかない時もあるよね。

 

それは先生も同じことで、私の何倍も辛い思いをしているのに、至って平常心を保とうとしているし、むしろ私の方が先生の笑顔に助けられている。

 

些細なことで先生が怒る時、どうしてそこまで怒るのだろうと思うことがある。

 

私のことは自分で考えているから大丈夫だとわかっている。

 

だけど、最近は…

 

私よりも私のことを心配してくれているから、曖昧な口振りに腹が立つのかもしれないと考えるようになった。

 

まるで子供を心配する母親のようにね…。

 

 

金曜日、同僚3人から温かい労いの言葉を送られた。

 

その他にもお世話になった方から退社時間に合わせて挨拶に来てもらうなど、私が思っていた以上に友好的な関係を築けていたことにホッとした。

 

10ヶ月間、よく勉強した。

 

おかげで営業成績も伸び、先輩方にアドバイスできるところまで頑張れた。

 

それもこれも先生が私の話を聞いてくれたからだと思っている。

 

以前、勤めていた保険会社の調査員の仕事でも、私は覚えたことを先生に話す。

 

話しながら覚えたことを記憶し、疑問を膨らませ解決策を見出す。

 

昔から紙に書いて覚えることが苦手で、誰かに教えるように(伝わるように)内容を組み立てると脳のスイッチが出来る人モードに変化する(笑)

 

還暦を過ぎて初めての職種に戸惑いながら、再び社会人としての自信を持つことが出来たのも、影で応援してくれる先生に心配をかけたくないと思ったから…。

 

営業歴は長くても、テレマーケティングの仕事は掴みどころが違うので、不慣れな分、思うように言葉が続かなかった。

 

辛かったら辞めたらいい…と、先生に優しいことを言われると、

 

意地っ張りだから辞められない。

 

だって、昔の方が今の何倍も辛かったから…、

 

今、くじけたら過去の苦労まで水の泡になってしまうような気がして…。

 

頼れる人がいるのに頼ることが出来ないのは性分だから仕方ないと思っていたけれど、時に優しさに甘えることも必要かもしれないと思うようになったよ。

 

先生の心は私の心の鏡だから…

 

感謝の心を持つことで素直になれたら、先生が辛い時、苦しい時、切ない時、すぐに私の心に届くと思うから…。

 

私達は二個一(ニコイチ)同盟を組んでいる。

 

だから、叩けば響く太鼓のように、いつもお互いの心を震わせていたい。

 

愛とは決して後悔しないこと…。

 

まだ幼かった頃、映画「ある愛の詩」の美しい台詞に胸撃たれながら、深い意味まで知る由もなかった。

 

邂逅(かいこう)

 

たった一人の人と運命的な出会いを果たすことで、こんなにも人生が豊かになるなんて…まさにこの世はミラクルです。

 

美月

 

 

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