皆さんは座右の銘を持っていますか?
私も座右の銘を持っています
相反するものでなければ複数持ってても良いそうなんですが、私は2つ程、その時々で確認する言葉があります。
20代の時から持っているのは、ことわざにもなっている
「郷に入りては郷に従え」です。
実はことわざの英語で一番最初に覚えたのがコレでした!
「When in Rome, do as the Romans do」
意味を考えると英語の方がすごく解りやすいですよね!!笑
意味は、風俗や習慣はその土地によって違うから、新しい土地に来たら、その土地の風俗や習慣に従うべきだということ。
また、ある組織に属したときは、その組織の規律に従うべきだということ。
この言葉、年を重ねても意識しています
周りを見ても、芸能人を見ても、そうしてないな…と思うような場面をちょくちょく見かけます
ちょっと前に流行った「オレ様流」
かなり自己中心的な発想と言動のイメージがありますが、この感覚で伝統的な物事に接する事はご法度です
昔、海外旅行でのこと、ツアーで参加していたのですが、バチカンの聖堂へ入ることがありました。
事前の説明で、男女共に短パンなどは慎むようにとあったのですが、参加していたちょっとヤンチャ風の男性が聞いてなかったのか、オレ様流で大丈夫と思ったのか、当日短パンでやってきた…もちろんシャットアウト!
どんなに頑張ろうが許可は出ませんでした…連れの女性も中に入れずに、貴重な経験を逃してしまいました…
こういうしきたりやルール、規則は守るものですが、堅苦しい話ではなくても、大きな意味でその国の風習のようなことに「自分」を持ち込まない方が良いという訓えです
昔、キムタクもやらかしてましたよ
どのステージだったか、アカデミー賞か何かの大きな会でのドレスコードに引っかかってましたね
「決まり」というのを無視して、オレ様流は通用しないということ!
その時、キムタクが一人浮いていたのは言うまでもない…
日本人として恥ずかしいですね…マナーを知らないのを公にさらしてしまったのですから…
こういう国際的な注目を集める場で注意する人は居なかったのか…いや居たはずですが、たぶんキムタクがスルーしたのでしょうね…公に映っている性格的にそう受け取れます
オレ様流は、自分ワールドのみ活かせるのだということを教えてくれる良い見本でした
自分の価値観を押し付ける事が出来るのは、自分独自の仕事や極プライベートな部分のみであること
周りに合わせるというのは、降伏しているのではなく、調和
生きていく上で、他者と関わる時には「調和」が大事だということを、忘れない為にこの「郷に入っては郷に従え」を意識するようにしています
2つ目は、3年程まえのある記事から、深く心得ようと思った言葉です。
「“できる人”だけでなく“できた人”でないとダメ」
これは飛行機の機長さんが定年の際に後進のパイロットに指導者としてのメッセージでした
記事はこちら⤵
AIR DOの67歳機長が親子でラストフライト。「機長は”できる人”だけでなく”できた人”でないとダメ」
私はこの記事を読んで、唸ったんですよね…
そうか~できる人だけじゃダメなんだ~って
え?!今更?と思われるかもしれませんが、41で一旦セミリタイアさせる時点まで社会人をガンガンやってた者としては、かなり衝撃的な言葉でした
若い時から「仕事ができる」ことを意識して取り組んできてたので、仕事さえできれば文句を言わせない!というスタンスでずっと長年やってきてたんですよ…
基本、どんな事をするのでも完璧主義の所があるので、そつがないように取り組む所があるから、「できる」という言葉と感覚にとても敏感に反応するところがあります
この機長さんの言葉、ずっとずっと若い時に聞くことが出来ていれば、もしかしたら社会人生活は少し変わっていたかもしれないな…と反省しました
この二つ、「できる」と「できた」が揃わないと人徳を得ることはできないということ
アラカンになるまで、そのことに気づけなかったんですよね…
「できる」が全てでした
この言葉を知ってから、実はカレンダーの裏に大きく書いて部屋に貼ってるんですよ…
それからというもの意識はしているんですけど、なかなか…
「できた人」なんて、死ぬまでになれそうにないな~と…
だって、元々の性格にある瞬間湯沸かし器の部分は未だに時と場合により消えることはないんですもの…
この先も穏やかなおばあ様にはなれそうにない…爆