みなさん、こんにちは


いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

 
前回の「がんの授業」は


右矢印注目の体に優しい粒子線治療
 

ということで


体を傷つけない「がん治療」といわれる


放射線治療において、

 


従来の治療法と比較して


重粒子線、陽子線による治療の

 

優れている理由や特徴について


書いてみました。

 

 

 

重粒子線や陽子線での放射線治療の特徴、

 

メリットを知ることで、治療技術の目覚しい

 

進歩を感じたのではないでしょうか?

 

 

 

何しろ、もし全額自己負担で受けたなら

 

300万円ほどする治療法なわけで

 

金額を聞いただけでも凄いんだろうな~

 

という気になります。

 

 

 

 

重粒子線や陽子線といった粒子線治療に

 

限らず、放射線治療のメリットといえば

 

 

体にメスを入れず臓器をそのまま残せること

 

痛みが無く体への負担も少ないこと

 

入院の必要がいらず、

 

比較的費用も安い、

 

そして、

 

手術と比べても生存率に大きな差は無い

 

など、ありましたが・・

 

 

 

放射線治療においては

 

知っておいた方が良い問題点といいますか

 

制限もあるのです。

 

 

 

 

 

それでは、問題です。

 

放射線治療にて実際にある制限は

 

どれでしょう。

 


A: 一部位へ照射できる放射線の量


B:高齢者への照射の頻度


C:直前の食事の時間


D:生涯の放射線治療の回数

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は、Aです。

 

放射線は、がんに対して照射しますが、

 

その周辺の正常細胞にダメージが出ることが

 

あります。

 

 

そのため、再発した場合に同じ場所に

 

再び放射線治療をすることは出来ない

 

ことが多いのです。

 

 

ただし、がんのタイプによっては、

 

初回の治療で照射した放射線の量が少なく、

 

もう一度治療できる場合もあります。

 

 

 

例えば、

 

肺がんで左の肺に放射線治療を行い、

 

その後、新たに左胸に乳がんが

 

見つかったとしたら、

 

肺がんの時に左胸に限度量の放射線を

 

照射していたら、乳がんの放射線治療は

 

行えません。

 

 

 

 

放射線が当たっていない部分では

 

影響はありませんので、

 

過去の放射線治療と照射する場所が

 

異なれば何度目でも問題なく治療が

 

できます。

 

 

 

 

また

 

以前の治療が、がん細胞に対して

 

ピンポイントで照射している方法であれば、

 

同じ部位での再発であっても、

 

まったく同じ場所でない限り

 

再治療が可能なことがあります。

 

 

 

 

放射線治療の選び方、更には治療する

 

病院を選ぶうえで参考になれば

 

と思います。

 

 

 

 

それでは、


今日もよい1日を、体に感謝を!