みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回の「がんの授業」は
ということで
放射線治療を受けた場合に
何か症状が出たり、体の変化が
起こることがあるのか
そして、その症状が出た場合に
その後はどうなるのか
について書いてみました。
装置を使って外から放射線を当てる場合、
毎回の治療は、体表面に描いたマーキングを
もとにして照射部位を把握し行います。
治療計画により異なりますが
実際に放射線が照射されている時間は
おおよそ数分です。
これを1週間に5日程度、数週間にわたって
行うのが多い気がします。
治療の範囲、照射の強さによって
副作用の状態は異なりますが
原則として放射線治療を行った場所に
副作用が出ます。
肺がんの治療であれば肺炎であったり
胃や腸に放射線が当たれば
吐き気や下痢の症状が出たりすること
があります。
それでは、問題です。
放射線治療の副作用で最も多いのは
次のうちどれでしょう。
A:肺炎
B:吐き気
C:下痢
D:皮膚炎
ちなみに、がんの数に左右されるか
分かりませんが、
日本人に多いがんは
男性:胃がん、
女性:乳がん、
男女計:大腸がん、
死亡数が一番多いのは、肺がん
正解は、Dです。
一般的に行われる放射線治療の照射は
放射線を体の外から当てる方法です。
この場合、放射線は必ず皮膚を通過して
病巣に達するため、照射された皮膚の部分に
日焼けのような症状が起きたり、
皮膚がむけたりすることがあります。
他にも、
皮膚にかゆみや痛みを伴うこともあり、
こするなどすると症状が酷くなります。
皮膚炎の程度は、照射の量や強さ、
部位、照射方法により異なりますが、
通常は照射終了後1ヶ月程度で、
ほぼ治療前の状態に戻ります。
また、
放射線を当てている間に痛みや熱さを
感じることもありません。
放射線が体に残ることもありません。
ご安心を!
それでは、
今日もよい1日を、体に感謝を!
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