みなさん、こんにちは


いかがお過ごしでしょうか?
 
 

 


 
前回の「がんの授業」は


右矢印がんと診断されて手術になる割合


ということで


がんの治療には三大療法があるものの


がんを完治させることは可能なのか

 

 

また治療法の一つ、手術の行われる

 

割合はどれほどなのか

 

その割合の背景にあるもの


について書いてみました。

 

 

 

手術といえば体にメスをいれ、傷が残る

 

イメージがありますが、

 

例えば、食道や胃、大腸で行われる

 

内視鏡による切除も内視鏡手術と呼ばれ

 

手術に含まれます。

 

 

内視鏡を使ったがん治療であれば

 

傷も残りませんし、日帰りで受けることも

 

可能かもしれません。

 

 

 

ただし、内視鏡で治療をするには

 

先ず早期がんであることが条件で、

 

更に、がんの広がり方が内視鏡治療に

 

適した性質であることです。

 

 

 

発見が早ければ傷の残らない治療の

 

可能性が出てくるということです。

 

 

傷の残らない治療といえば

 

放射線治療が目覚しく伸びていること

 

も注目したいところです。

 

 

 

 

問題です。


国内で、がんと診断された人のうち


放射線治療を受けているのは


何割でしょう?

 

A: 7割程度


B:5割程度


C: 3割程度


D: 1割程度

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は、Cです!

 

日本では圧倒的に手術が多く

 

行われています。

 

 

 

放射線治療は放射線を照射し、

 

がん細胞を死滅させる治療法です。

 

 

体への負担が比較的少なく、

 

高い根治性を目指せる一方、

 

根治を望めない患者さんには症状を

 

和らげる緩和療法として貢献しています。

 

 

 

日本では放射線治療が適用される患者数は

 

この20年間で増え続けているのです。

 

 

とはいっても新規患者での適用は25%に

 

留まっているのが現状です。

 

米国ではがん患者の2/3に放射線治療が

 

適用されていると報告されています。

 

 

 

 

例えば、子宮頸がんについては

 

世界的にみると放射線治療が8割で、

 

手術は2割ですが、

 

日本では放射線治療が2割で、

 

8割が手術です。

 

 

 

現在は世界と日本で放射線治療の適用率に

 

大きな差がありますが、

 

 

この差こそが、日本のがん治療において

 

今後の発展性を意味しているかも

 

しれません。

 

 

 

 

それでは、


今日もよい1日を、体に感謝を!