みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで
体の中にがんを持つかどうか判別する為
訓練を受けた犬が受診者の尿のにおいを
嗅ぎ分けて早期発見を試みるという
がん検診が試験的に開始されていること
そして、がん探知犬のがんを嗅ぎ当てる
精度について書いてみました。
がん探知犬がにおいを嗅ぎ分けて判別
できるのはがんの有無までです。
もし、がんがある!と判断された場合には
医療機関でどの場所にどんながんがあるのか
を特定するため、内視鏡やCT、MRIといった
画像検査で詳しく調べることになります。
実際に山形県で行われている
がん探知犬による検査方法は
受診者は尿を少量採取するだけ、
採取した尿は冷凍し、千葉県にある
探知犬の育成施設で判別が行われていて
犬は「がん」の臭いを嗅ぎあてると
振り返って知らせてくれます。
疲れたり飽きたりすると精度が落ちるため、
検査は1頭当たり1日5~6回が限度とのこと
がんを判別する成績には定評がありますが
パフォーマンス的には課題があるといえます。
検査という意味では作業効率が悪く
受診者には約3ヶ月後に結果が伝えられる点も
時間がかかり過ぎであると思えます。
そもそも、がん探知犬が世界中で研究される
ようになったのは、1989年にイギリスで起きた
出来事がきっかけです。
イギリス人の女性が飼っていた愛犬が女性の
すねに出来た直径2センチ程のほくろの匂いを
しきりに嗅ぎ、噛みついたりしたとのこと
それをきっかけに病院で診察を受けたところ
皮膚がんが発見され、一命を取り留めました。
このことで
犬はがんを嗅ぎ分けられるのでは?
という仮説が生まれたということです。
そして日本でも優秀ながん探知犬が
誕生して現在に至っているのですが
続きは次回書かせて頂きます。
それでは、
今日もよい1日を、体に感謝を!
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